正式・略式結納を徹底解説!結納品や結納金、半返しの相場、当日の服装や流れ

結納品(関東式)

両親への結婚報告やあいさつが終わった後、次のステップにあるのが「結納」です。

結納品や結納金を両家で取り交わし合い、結婚の約束を固めます。
結納を行なうことで「正式に婚約した」と実感できます。

基本的な流れに従って、結納品を用意したり、口上を述べたりするので、儀式的な要素が強くなります。

結納をする?しない?

結納・両家の顔合わせの実施状況

「結納・両家の顔合わせ」と「結納のみ行なった」を合わせて約20%。
5組に1組が結納を行なっています。

  • 両方行なった:14.6%
  • 結納のみ行なった:5.7%
  • 両家の顔合わせのみ行なった:74.6%
  • どちらも行なわなかった:4.5%
  • 無回答:0.7%

「両家の顔合わせのみ行なった」は74.6%。
基本的に結納は行なわず、顔合わせを兼ねた食事会だけをするカップルが多いです。

「結納を行なうことに、特に必要性が感じなかった」「形式にこだわりたくなかった」「結納を行なうのは色々と面倒に思った」というのが主な理由です。

ちなみに顔合わせ食事会は料亭やレストランを利用することが多く、婚約指輪などの記念品を交換するケースもあります。

正式結納と略式結納の違いは?

結納の形式には「正式(本格式)結納」「略式(簡略)結納」の2種類あります。

正式(本格式)結納

仲人または仲人夫妻が使者として両家を往復して、結納を取り次ぐ方法です。

仲人はまず男性宅へ行き、結納品を預かり、女性宅へ行き結納品を納めます。その後、祝い膳をしてから今度は結納返しを預かって男性宅へ納めます。

両家が離れていると2日がかりで行なわれることもあります。

手間と時間がかかり、仲人への負担が大きいことから、最近は伝統的な正式結納ではなく、略式結納が主流です。

正式結納の進め方
【男性宅】
1.仲人があいさつ、口上を述べる
2.男性本人があいさつ、、口上を述べる
3.仲人が目録に目を通して、結納品を包んで女性宅に届ける。
男性宅から女性宅へ移動。

【女性宅】
4.仲人が男性側の結納品を飾り、口上を述べる。
5.女性本人が目録に目を通して、父親、母親の順に回して、口上を述べる。
6.母親が男性側の結納品を上座に飾り、女性側の受書と結納品を仲人の前に運ぶ。
7.仲人が目録をあらため、結納品を包み、男性宅に届ける。
女性宅から男性宅へ移動。

【男性宅】
8.仲人が女性側の結納品を飾り、受書を渡して口上を述べる。
9.男性本人、父親、母親の順に目録をあらため、仲人に受書を渡して口上を述べる。
その後、仲人に祝い膳をふるまう。祝い膳を省略する場合は「酒肴料」を渡す。
男性宅から女性宅へ移動。

【女性宅】
10.8~9と同様に仲人は男性側の受書を女性側に届けて、女性側が受書を受け取る。
その後、仲人は女性宅で祝い膳を囲む。男性宅で出している場合は酒肴のみ。省略する場合は「酒肴料」を渡す。両家で事前に話し合っておく。

上記のように両家を一往復半(男性宅→女性宅→男性宅→女性宅)するのは、関東式の往復型。
両家を一往復(男性宅→女性宅→男性宅)するのが、関西式の片道型です。

略式(簡略)結納

結納品は用意しますが、両家が一同に介して、その場で結納返しまでを行なう方法です。

会場は女性宅または料亭、式場など場所を借りて行なう人がほとんどです。

結婚式場やホテルなどで用意されている「結納プラン」は、結納からその後の食事まで全て含まれています。

仲人を立てずに、進行役を男性側の父親が務めたり、式場やホテルの担当者が務めたりする場合も多いです。

仲人を立てる場合も会場に一同に会して、その場で結納返しまで済ませます。介添として会場のスタッフが同席します。

略式結納の進め方(仲人がいる場合)
1.男性側が上座に向かって結納品を飾って着席。
2.女性側が入室。結納品を飾って着席。仲人が入室。
3.男性の父親と仲人があいさつと口上を述べる。
4.男性の母親が女性側に贈る結納品を仲人の前に運ぶ。
5.仲人が男性側の結納品を女性側に運び、口上を述べる。
6.女性側は目録に目を通して、口上を述べる。
7.女性の母親が結納品を飾り、受書を仲人の前に運ぶ。
8.仲人が男性側に受書を運ぶ。
9.女性の母親が男性側に贈る結納品を仲人の前に運ぶ。
10.仲人が男性本人の前に結納品を運ぶ。男性側は目録に目を通して、口上を述べる。
11.男性の母親が結納品を飾り、仲人の前に受書を運ぶ。
12.仲人が女性側に受書を運ぶ。
13.仲人が結びのあいさつを述べる。
終了後は祝い膳を囲む。

結納式・食事会の実施会場

和室

結納を行なう会場は、結納の形式によって決まります。

【正式結納】
花嫁・花嫁の自宅(実家)

【略式(簡略)結納】
花嫁または花婿の自宅(実家)、仲人宅、レストラン、式場
以前は女性宅で行なうのが一般的でしたが、住宅事情や準備が大変なことから、料亭やホテル、式場が人気です。

料亭やホテル、式場では「結納プラン」として、1人あたり10,000円で食事や個室、金屏風や飾り台など、結納時に必要な一式が利用できるプランも用意されています。

既に挙式をする結婚式場を決めており、施設内に結納プランが用意されていれば、利用する価値は大きいと思います。

結納式・食事会の実施会場

結納式の実施会場 結納当日の食事会の実施会場
夫の家 2.3% 1.0%
妻の家 31.3% 9.2%
レストラン 4.7% 10.6%
料亭 29.3% 44.0%
ホテル 21.9% 24.2%
結婚式場 7.1% 6.1%
その他 1.0% 1.6%
食事会は行なっていない 1.8% 2.7%
無回答 0.5% 0.6%

【自宅】
○会場よりも費用が安い。
○居心地良い雰囲気で時間を気にせず行なえる。
×掃除や結納の用意など、迎える側の準備が大変。
×交通費や会食などの両家の出費が均等になるように配慮が必要。

【レストラン・料亭】
○準備に手間がかからない。
○予算や料理の好みで店を選びやすい。
○みんなが集まりやすい場所を指定しやすい。
×時間制限がある。
×場所や時間帯によっては騒がしい場合がある。

【ホテル・式場】
○準備に手間がかからない。
○「結納プラン」が利用できる。
×格式が高い会場だと、費用が割高になりやすい。
×縁起が良い日(大安の日)は込みやすい。
×時間制限がある。

ゼクシィ結婚トレンド調査2015の結果を見ると「結納式は妻(女性側)の家、食事会は格式ある料亭で行なう」と、それぞれ分けている人が多いことが分かります。

実施日

hidori

結納は「この日に行なう」という決まりはありません。

挙式日の半年~3ヶ月前の吉日を選ぶのが一般です。
結納の吉日は六曜(六輝)の大安、先勝、友引

【大安(たいあん)】
六曜の中で最も吉日。
「大いに安し」の意味。何をしても良い日。

【友引(ともびき)】
午前・夕方・夜:吉
昼:凶
「友を引く」として、大安の次に結婚式や結納の日に向いています。

【先勝(せんしょう、さきがち)】
午前:吉
午後:凶
「先んずれば、すなわち勝つ」の意味。

結納日当日のスケジュールは「午前中に結納式、昼食を兼ねて祝膳を囲む」のが一般的ですが、両家の都合によっては「結納式を午後に行ない、祝膳を囲むのを夕方始めにする」になる形式になる場合もあります。

服装

結納の服装は以前は礼装でしたが、今では準礼装が一般的。

結納の形式に合わせて、両家で格を揃えるのが基本で、親は本人より華美にならないように気を付ける必要があります。

女性

【本人】
正装:振り袖
準礼装(和):訪問着、付下
準礼装(洋):アフタヌーンドレス、ドレッシーなワンピース
アクセサリー:パールなど品が良いもの

【母親】
礼装:色留袖
準礼装(和):紋付きの色留袖、訪問着など。
準礼装(洋):ドレッシーなワンピース、シックな色合いのスーツ

【結納に不向きな服装とは?】
和装:小袖(こそで)は略礼装なので、結納には不向き。
紬(つむぎ)や絣(かすり)、ウールもフォーマルな場には向きません。

洋装:過激な色合いやノースリーブはNG。

男性

【本人・父親】
ブラックスーツが基本。準礼装はダークスーツ。
ワイシャツは白。ネクタイは礼装用の白orシルバーグレー。靴と靴下は黒。

一般的な結納品・結納金

結納品とは「結婚にまつわる縁起物、金包、目録がセットになったもの」。

地域によって用意する品目や形式、飾り方が異なりますが、大きく分けて「関東式」「関西式」の2種類あります。

【関東式】
両家が同じor女性側が一段格下の結納品を交換し合うのが一般的。
全ての品を一つの台に載せて渡す。

【関西式】
一品~数品ずつ別の台に載せたものを男性側から贈り、女性側からは多少控えめな金額の結納返しを渡す。

結納品の金額は全国平均で20.3万円(結納金や婚約記念品を含めない)。

5万円未満:22.9%
5~10万円未満:23.6%
10~20万円未満:24.7%

5万円未満~20万円未満が約7割を占めます。

後で紹介する結納金と同じように、地域によって平均金額が大きく異なります。

自分たちやお互いの親の出身地・居住地によって、金額の考え方も違ってくるので「両家の格を合わせる」ことを忘れずに行ないましょう。

平均金額
全国(推計値) 20.3万円
北海道 11.6万円
青森・秋田・岩手 18.6万円
宮城・山形 6.3万円
福島 7.3万円
茨城・栃木・群馬 7.6万円
首都圏 27.4万円
新潟 11.3万円
長野・山梨 11.3万円
富山・石川・福井 13.6万円
静岡 21.2万円
東海 27.6万円
関西 32.0万円
岡山・広島・山口・鳥取・島根 14.8万円
四国 18.3万円
九州 14.5万円

関東式

結納品(関東式)

関東式では、両家とも同じor女性側が一段格下の結納品を交わし合います。

結納品の品数は九品が正式ですが、七品や五品の場合もあります。

名前 説明 正式(九品) 略式(七品) 略式(五品)
長熨斗(ながのし) のしあわび。長寿の象徴
末広(すえひろ) 純白の扇子。末広がりでおめでたい。
友志良賀(ともしらが) 麻糸。共に白髪になるまで仲良く。
寿留女(するめ) スルメ。古くから祝い事に用いられる。 ×
子生婦(こんぶ) 昆布。「喜ぶ」に通じる。「子宝に恵まれる」という意味も。 ×
勝男節・勝男武士(かつおぶし) カツオ節。古くから祝い事に用いられる。 × ×
家内喜多留(やなぎだる) 酒樽。「御酒肴料(ごしゅこうりょう)」として現金を包むのが一般的 × ×
目録 結納品の品目や数量を記入したもの
金包(きんぽう、きんづつみ)、結納金 結納金の名称は地域によって異なる。
男性からは「小袖料(こそでりょう)」、「御帯料(おんおびりょう)」。女性からは「御袴料(おはかまりょう)」。

関西式

結納品(関西式)

関西式は結納品の一つ一つに鶴、亀、松竹梅などの豪華な水引細工が付いているのが特徴的です。

男性からのみおくり、女性からは受書だけ渡します。一品ずつ別の台に載せます。

基本は五品。七品、九品もあります。

名前 説明 正式(九品) 略式(七品) 略式(五品)
熨斗(のし)・鶴飾り のしあわび。長寿の象徴
金包(きんぽう、きんづつみ)・松飾り 男性からの結納金。「御帯地料(おんおびじりょう)」とも言う。
松魚料(まつおりょう)・梅飾り カツオ節。肴料を包むこともある。
寿恵廣(すえひろ)・亀飾り 純白の扇子。末広がりでおめでたい。
家内喜多留(やなぎだる)・竹飾り 酒樽。「御酒肴料(ごしゅこうりょう)」として現金を包むのが一般的
結美輪(ゆびわ) 婚約指輪。 ×
高砂人形(たかさごにんぎょう) 共に仲睦まじく長生きすることを願う ×
寿留女(するめ) スルメ。古くから祝い事に用いられる。 × ×
子生婦(こんぶ) 昆布。「喜ぶ」に通じる。「子宝に恵まれる」という意味も。 × ×
目録 結納品を書き記したもの
金包(きんぽう)、結納金 男性からは「小袖料(こそでりょう)」、「御帯料(おんおびりょう)」。女性からは「御袴料(おはかまりょう)」。

どこで買える?

結納品は百貨店やブライダルサロン、結納専門店などで購入できます。

式場の結納プランには「結納品もプラン内容に含まれている」と「提携の百貨店を紹介してくれる」の2パターンがあるので、利用してみるのも良いですね。

ネット通販でも購入できますが、結納品の品目や品数、予算に関しては地域差や両家の価値観の違いが大きく出やすいもの。

店頭で店員さんの説明を聞いたり、相談したりなどと、対面で色々とできた方が、結納品選びに失敗しにくいと思います。

目録

【関東式九品目の例】

目録

目録とは結納品の品目や数量を記入したもの。
関東式では結納品の一品に数えます。表書きは「目録」または「寿」。

結納品の品目や数量は毛筆で薄い墨を使って書きます。

市販の結納品一式には必ず含まれているので、特別に用意する必要はありません。市販品には結納品の品目や数量は印刷されているので、結納金の名称と日付、名前を書き込みます。

結納金の名称は「小袖料(こそでりょう)」、「御帯料(おんおびりょう)」など、地域によって変わります。

目録と受書の内容は同じ。

受書

受書

受書(うけしょ)は「結納品を確かに受け取りました」という証明書の役割を果たします。

毛筆で薄い墨を使って書きます。表書きは「受書」または「寿」。

目録と同じく、市販の結納品一式に含まれています。
女性側は「御帯料」、男性側は「御袴料」と書き、結納金の金額を書き込みます。「一封」として金額を書かない場合もあります。

正式な受け渡し時には片木盆で行ないますが、最近は受書を省略することも多いです。

当日の並べ方はどうすれば良い?

【関東式】
一つの台に全ての結納品を載せます。

(左→右)
家内喜多留、末広、友志良賀、子生婦、寿留女、勝男節、金包、長熨斗、目録

【関西式】
それぞれの台に一つずつ載せます。

松魚料・松飾り、家内喜多留(御酒肴料)・竹飾り、金包・松飾り
熨斗・鶴飾り、高砂人形、寿恵廣・亀飾り
子生婦、結美輪、寿留女

結納後、結納品はどうすれば良い?

贈られた結納品は挙式まで女性宅の自宅の床の間や応接間、部屋の一角に作ったスペースに飾り、来客があった際にはお披露目をします。

ただし飾るスペースが無かったり、汚れが気になったりする場合は、一度片付けて挙式前(1ヶ月前が目安)に再び飾り直せばOK。また食品は片付ける前に食べても大丈夫です。

挙式後の処分方法は?

結納品は縁起物なので

  • 記念品として取っておき、結婚記念日に飾る
  • 水引細工を羽子板などに加工する

という方法もありますが、処分する場合は神社や寺院に持っていき「初穂料」として5,000円程度を添えて処分してもらいます。

またはお正月のどんど焼きで、正月のお飾りと一緒に燃やすという方法もあります。

家族書・親族書

家族書・親族書

結納当日までに用意しておくものとして「家族書・親族書」も忘れてはいけません。

今後、親族の間柄になる両家の各家族を記したものが「家族書・親族書」で、結納品と一緒に取り交わします。

家族書・親族書の書き方
【家族書】本人から二親等まで
【親族書】家族書に記載以外の本人から三親等まで
続柄、氏名、住所、年齢(生年月日)を記入するのが一般的で、従兄弟や亡くなった人は省きます。
「親戚が少ない」「挙式には従兄たちにも参列してもらう」という場合は、三親等以上の親族を書く人もいます。
両家の格を揃える為、記入する範囲は双方の話し合いで決めましょう。
【書き方】奉書紙または美濃紙に毛筆で書くのが正式。Wordなど文章作成ソフトを用いて作成・印刷する簡略化パターンもあります。

「結婚は家と家との結び付きである」という考え方から「家族や親戚一同、結婚に賛成している」という証として取り交わしていましたが、現代では「今後のお付き合いに向けての家族・親族紹介書」の意味合いが強くなっています。

最近は本人同士に重きを置いた結婚が多いことから、家族書だけを渡したり、家族書・親族書の両方省略したりする場合もあります。

結納に結納金は必要?

結納金

【全国(推計値)】
結納金・結納品の両方有り:63.1%
結納金のみ:27.6%
結納品のみ:4.1%
結納金・結納品の両方無し:4.2%
無回答:1.0%

参考資料:ゼクシィ結婚トレンド調査2015

結納を実施した約9割は「結納金あり」という結果に。
顔合わ食事会ではなく「結納」という形式をとる場合は、やはり結納金は必要不可欠です。

結納金の金額相場は「91.1万円」

結納金の金額は、全国平均で91.1万円
100~150万円が66.0%で最も多く、50~100万円が25.0%で続きます。

ただし地域によって結納金の平均金額は大きく違い2倍以上の差が生じることも。
特に男性と女性で出身地が異なると「結納金の費用はこれくらいが相場」という金銭感覚が違ってきやすいので、双方が納得する金額をあらかじめ話し合っておくと安心ですね。

平均金額
全国(推計値) 91.1万円
北海道 73.8万円
青森・秋田・岩手 92.4万円
宮城・山形 93.1万円
福島 85.1万円
茨城・栃木・群馬 90.8万円
首都圏 91.2万円
新潟 56.1万円
長野・山梨 69.8万円
富山・石川・福井 113.5万円
静岡 90.8万円
東海 97.0万円
関西 95.7万円
岡山・広島・山口・鳥取・島根 99.7万円
四国 103.9万円
九州 85.8万円

ちなみに当サイト「結婚準備のリアル」管理人の出身は富山。結婚相手は京都出身&在住。
結納金の平均相場は、富山は113.5万円、京都は95.7万円。
このような場合は、だいたいの間を取って「100万円」になるように思います。

結納返し(結納金の半返し)

結納返し(結納金の半返し)とは、男性側からいただいた結納品や結納金に対してのお礼と「これからも宜しくお願いします」という意味を込めて、お返しをすることです。

伝統的には「結納返しの品+現金(御袴料)」を贈りますが、最近は品物または現金を贈るのが一般的です。

特に略式結納のお返しは、記念品や金券(腕時計やスーツ一式、商品券、現金)を選ぶ場合が多い傾向にあります。

結納返しで現金を贈る場合の金額は全国平均で35.6万円。
結納金の全国平均が91.1万円なことを考えると「結納金の半分~半分以下」が相場と言えます。

一方、品物を贈った場合の金額は全国平均で19.8万円。

また最近は半返しを省略して

  • 男性側が結納金の半額を差し引いた金額を贈る
  • 結納返しの金額を、結婚式や新生活準備の費用に当てる

という方法も多くなっています。

ちなみに関西では結納金の1割程度に相当する10~15万円を袴地料として包む「お多芽(おため)返し、おうつり」という風習があります。

結納金を受け取った後、別室に移動して、1割相当の金額を半紙や懐紙、専用の袋に入れて、男性に手渡す……という手順を踏みます。

地域や家の風習によって、結納返しの考え方は異なるので、両家で良く話し合っておきましょう。

結納の費用の分担はどうする?

結納の費用は両家でバランス良く分担するのが基本。

自宅の場合は迎える側が準備にかかる費用を負担、もう一方が仲人などのお車代を負担することが多いです。ホテルなどで結納を行なった場合は両家で折半します。

兄弟姉妹や祖父母など列席するなど、両家で出席する人数が大きく異なる場合は頭数で割る場合もあります。どちらかが遠方から来る場合は、近場の方が費用を全て負担するケースも。

結納には細かい出費も意外と多いので注意が必要です。

結納品や料理代、会場費だけに気を取られていると、精算時に予算オーバーになる可能性があります。予算を見積もり、きちんと精算できるように、レシートなどは失くさないように取っておきましょう。

またお金に関する取り決め(個人で負担するもの、折半した方が良いものなど)は本人たちで話し合い、食事会の間などにしっかり精算することを忘れずに。

まとめ

【結納の有無】
結納式を行なうのは約20%。略式結納が一般的。
結納を省略して、顔合わせ食事会をするカップルが大半。

【日時】
挙式日の半年~3ヶ月前。
縁起が良い日(大安、友引、先勝)の午前中~午後。

【会場】
女性側の家、料亭、ホテルなど。
結納式と会食で場所を分ける場合も多い。

【平均予算】
結納品:20.3万円
結納金:91.1万円
結納のお返し:品物(結納金の1/3~1/4)、現金(結納金の約半分)

結納にまつわる様々なことは、地域の慣習や親の価値観によって大きく違います。

「親がしきたりを重んじて、結納をすることを結婚の条件にした」「自分と相手では出身地が異なる」という場合は、双方の考えに行き違いがないように、良くよく相談して決めることをおすすめします。

【両家で話し合うポイント】

  • 結納の形式
  • 結納品の品目、金額
  • 結納金の金額
  • 結納返しの有無、金額、品目
  • 結納式・食事会の予算
  • 仲人の有無
  • 会場
  • 日時
  • 当日の服装

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