結婚後、氏名変更の手続き無しでも新姓や旧姓の郵便物は届く?

郵便物

婚姻届を提出後、名字が変わった後は、各所で氏名変更の手続きを行ないます。

ものによっては郵送で氏名変更を行なう場合もあり、その時にちょっと悩むのが「旧姓や新姓での郵便物を届けてもらう前に、郵便局には氏名変更のことを伝えたり、特別な手続きをしたりべきか?」だと思います。 

例えば金融機関のキャッシュカードや、クレジットカード会社のクレジットカードの氏名変更の場合は

1.電話やネットで「変更届」の郵送を頼む
(数日後)
2.旧姓で変更届が届く
3.変更届を郵送する
(1〜2週間後)
4.再発行された新姓でのキャッシュカードやクレジットカードが新姓で届く

という感じで、短時間に旧姓と新姓の両方の郵便物が届きます。

また氏名変更していないものに関しては、数ヶ月後、数年後にも、旧姓で郵便物が送られてくる可能性がありますが、それも問題なく届くのでしょうか?

旧姓の郵便物は問題なく届く

結婚前に同棲しており、その後結婚して名字が変わった場合、今まで郵便物が届いているのであれば、今後も旧姓の郵便物は問題なく配達されます。

自分宛の郵便物が届いている=郵便配達の際に使用される配達原簿(郵便局のオリジナル居住者リスト)に、旧姓での自分の氏名が明記されている、ということなので、旧姓の郵便物が宛先不明で差出人に戻ってしまう心配はありません。

不安であれば、表札に「結婚後の名前+旧姓」をインデックスシールやマスキングテープなどに書いて貼っておけば「この郵便物の名前は旧姓なんだな」とすぐに分かってもらえます。

表札(結婚後)

ちなみに、役所と郵便局との手続きは全く関係がなく、婚姻届の提出によって郵便局側に「○月○日に△△さんが□□さんに名字が変わった」という情報が伝わったり、配達原簿の氏名が自動的に変更されたりはしません。

「氏名変更 郵便物」で検索すると、住所・氏名・印章変更 – 日本郵便のページがTOPに表示されると思いますが、これはゆうちょ銀行の口座を持っている人が行なう氏名手続きなので、また別の話です。

結婚→引っ越しの場合は、転居届の転送者氏名に旧姓を書く

結婚して名字が変わった後に、引っ越しをする場合、郵便局に提出する転居届に新姓での自分の名前しか書いていないと、旧姓での郵便物が転送されずに、差出人に返送される可能性があります。

転居届の「転送者氏名」の隣には「旧姓」を記入する欄があるので、そこに自身の旧姓を書けばOKです。

ちなみに、役所での住民異動届(転居/転出、転入)と郵便物の転居届は全く何の関係もなく「役所で住所変更手続きをしたから、全ての郵便物が新居に届く」という訳ではありません。

役所関係のお知らせは新居に届きますが、それ以外は自分で住所変更を行なう必要があります。

実家→新居への引っ越しは、転居届を出さない方が良い?

転居届を出すことで、旧住所宛の郵便物を新住所に一定期間(届出日から1年間)転送してくれます。

更新も可能なので、引っ越してから1年以上経っていても、転居届を毎年出し続ければ、旧住所宛の郵便物は転送され続けます。

届け日から1年が過ぎると、旧住所宛の郵便物は「宛所不明」として差出人に返送されます。

その為、結婚前まで実家暮らしで、結婚を機に新居へ引っ越す場合は、特に転居届を出さない方が良いです。

また進学や就職の際に実家から出て一人暮らしをする際に転居届を出しておらず、一人暮らし後、結婚を機に新居へ引っ越す場合は、一人暮らし時に住んでいた住所宛の郵便物の為に転居届は出した方が良いですが、実家の方は転居届を出さず「自分が居る」扱いにしておいた方が無難です。

転居届を出さない場合は
・旧住所(実家の住所)の郵便物→実家に届く
・新住所(新居の住所)の郵便物→新居に届く
というように、どちらの住所宛にも郵便物は届きます。

一方、転居届を出すと
・旧住所(実家の住所)の郵便物→新居に転送される→(届け日から1年後)→「宛所不明」で返送される
・新住所(新居の住所)の郵便物→新居に届く
というように、一定期間が過ぎると、実家宛の郵便物は届かなくなってしまいます。

これは実家に家族が住んでいても、転居届を出した為に「本人不在」なので、届け日から1年後には差出人に返送されてしまいます。

それになると困るのが、例えば「同窓会のお知らせ」、「新居の住所を知らない人からの手紙や年賀状」、「全く使っていなかったので、住所変更手続きをしていない金融機関からのお知らせ」などが届く時です。この手の郵便物は不定期なので、何年後に届くか分からず、かと言って届かないと困るものですよね。

実家側がOKであれば転居届を出さず、必要があれば、その都度、住所変更手続きやお知らせをする、というようにした方が、毎年転居届を出さなくて済みます。

そもそも転居届を出さなくても、玄関に表札を出していれば「住所と氏名が一致する」として、新居への郵便物は問題なく届けられます。

また表札が無くても、郵便局員が直接郵便物を手渡しをすることで居住を確認したり、留守時で直接確認ができなかった場合は、郵便受けに居住確認のハガキが投函されるので、居住者の氏名を記入してポスト投函すれば、その後の郵便物は問題なく届きます。

居住確認のハガキは以下のような文面になっています。

居住確認のお願い

 月 日 お客様のご住所に宛てたと思われる郵便物が届いておりますが、お留守のため、お住まいであるか確認できなかった為、一旦持ち帰り局で保管しております。

お手数ですが、至急、ご連絡していただきますようお願いいたします。

新姓の郵便物も問題なく届く

既に結婚前から一緒に住んでいて、名字が変わった場合も同様に、特別に郵便局で氏名変更の届け出をする必要はありません。

以前から自分や相手宛の郵便物が届いているならば、配達局員が持つ配達原簿には、二人の氏名が記載されているので、新姓での郵便物があっても「この住所の女性は結婚して名字が変わったのだ」と判断されます。

【結婚前】
朝間信司|昼時かをる

【結婚後】
朝間信司|朝間かをる

宛名が「朝間かをる」の郵便物は、以前から「朝間姓」の人が住んでいる為「結婚して苗字が変わった」として判断されて、郵便受けに投函される。

新姓の氏名で郵便物が届くか不安であれば、旧姓での郵便物と同じように、表札に「新姓の氏名」「旧姓」を記載したものを貼っておけば良いです。

表札(結婚後)

実家に新姓の郵便物(年賀状など)は届く?

実家に新姓の宛名で郵便物が届く機会があっても、配達原簿に[昼時かをる]の記載があれば、宛名が[朝間かをる]でも、名前が一致しているので「結婚して名字が変わった」と判断されて、基本的には郵便物が届きます。

最も確実なのは

1.宛名を「昼時様方 朝間かをる様」にする。
2.表札に「朝間かをる」「(旧姓:昼時)」を追記する。

という方法です。

ただし上記の方法でも、転居届が出されており、届け日から1年が経過した場合は「所在不明」として差出人に返送される可能性はあります。

そういう意味でも実家宛の郵便物対策に、旧住所が実家の転居届は出さない方が無難です。

結婚準備のリアル管理人の場合

私たちの新居は、管理会社の意向で「表札は必須」「複数の表札は出せない」という物件で、当時まだ結婚前だったので「表札に私の名前が無いことで、私宛の郵便物や荷物が届かないのは困る」と思い、インデックスシールに自分の氏名を書き、現夫の表札の横に貼っていました

▼結婚前(同棲中):自分の氏名を書き、現夫の表札の横に貼る

表札(結婚前)

同居する為に、一人暮らしをしていたマンションから引っ越したので、郵便局に転送届を提出。
引越し後、郵便物が届くものに関しては、住所変更手続きを行なったので、ほとんどの郵便物は新居の新住所宛に届き、一部、住所変更をしていなかった郵便物は転送されてきました。


結婚後はインデックスシールに自分の新姓と旧姓の両方を書いて、同じく現夫の表札の横に貼っています。

▼結婚後:自分の新姓の氏名と旧姓を書き、現夫の表札の横に貼る

表札(結婚後)

今の所、管理会社から苦情が来たことはないので、とりあえず引っ越してから1年後、旧姓の自分宛ての郵便局が来るあてが無くなった時にでも、シールを剥がせば良いかな、と思っています。

いかがでしたか?

郵便局には「氏名変更による宛名変更の手続き」という届け出自体が無いので「旧姓or新姓での郵便物は届くの?」と疑問に思うのも当然です。

結論としては「基本的に旧姓、新姓問わず郵便物が届く」なので、あまり過度に心配しすぎず、必要があれば郵便局をさがす – 郵便局で最寄りの郵便局に氏名変更による郵便物に関する問い合わせを行なってみて下さい。

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