結婚する女性に必要なハンコとは?用意すべき印鑑(実印・銀行印・認印)の種類と作り方

印鑑表(実印・銀行印・認印)

結婚はハンコを新しく作るタイミングの一つ。

ハンコを新しく作る必要性が出てくるのは「結婚により名字が変わり、独身時代の名字(≒旧姓)の印鑑が使えなくなった」という場合が多いです。

個人が使用するハンコには、大きく分けて「実印、銀行印、認印」3種類あり、それぞれ使用する用途に違いがあります。

女性が新しく作るハンコの種類

実印 銀行印 認印
登録・届け出 自治体(住所地の役所)で印鑑登録 金融機関に届け出 登録・届出なし
用途 印鑑証明を必要とする重要な契約
自動車や不動産(一軒家、マンション、土地など)の購入、ローン契約、遺産相続など
金融機関との取引
口座開設、預金の払い戻し、口座解約など
日々の書類や契約
書類や契約書の確認・承認、宅配便の荷物の受け取りなど
一般的な作り方 印鑑屋や印章店でオーダーメイド 印鑑屋や印章店でオーダーメイド 家庭印:100円ショップや文房具店などで購入
公的書類への認印:印鑑屋や印章店でオーダーメイド
掘り方 名前のみ・横書き 名前のみ・横書き 名字のみ・縦書き
書体 印相体、篆書体 印相体、篆書体、古印体 隷書体、古印体、楷書体、行書
サイズ 13.5㎜、15㎜ 12㎜、13.5㎜ 10.5㎜、12㎜
夫婦兼用
基本的に別。家庭印程度ならば可
浸透印
家庭印や一部の仕事印は可。公的書類に使う認印は不可

実印

実印は住所地の役所で印鑑登録をしたハンコのこと。

結婚後すぐに実印が必要になる機会は少なく、女性の場合は特に「必要になってから用意する」という人が多いですね。

例えば「自分名義の自動車(非:軽自動車)を購入する」や「家族や親族が亡くなり、自分に遺産相続がある」「夫婦名義で住宅ローンの契約をする」など。

実印として印鑑登録可能な印鑑は「住民票に記載された氏名、名、氏と名の一部を組み合わせたもの」です。

その為、結婚前に「氏名」や「名字だけ」のハンコで印鑑登録をしていて、結婚で名字が変わった場合は、自動的に印鑑登録が失効になります。

「本人証明」や「偽造防止」の観点から、実印は氏名(フルネーム)が一般的ですが、女性の場合は氏名や名字だけの実印にすると、結婚、離婚、再婚の度にハンコを作り直して、印鑑登録を行なう必要が出てくるので「名前のみ」がおすすめです。

サイズは13.5㎜または15㎜。大きさが「実印>銀行印>認印」になるように作ると、見ただけで何のハンコが分かって便利。

書体は偽造防止の観点から「篆書体」や「印相体(吉相体)」など読みにくいものが人気です。

役所では同じハンコで複数人の印鑑登録を認めていないので、夫婦別々の実印を持ちます。
実は「ハンコが『名字だけ』で、夫婦別々に印鑑登録をする」という場合は、同じハンコで印鑑登録ができてしまいます。

役所では「持参したハンコが、既に印鑑登録されているかどうか」は、いちいち調べないので可能な話なのです。

ただし「夫婦の共有名義で不動産の購入や住宅ローンの契約などをする際、別々の実印で捺印をしなければならない」や「相手になりすました悪用が簡単にできる」など、共有は可能だが実際には不都合が多いので、やはり別々の実印を持ったほうが良いですね。

また別の市区町村へ引越しする場合は、新居先で改めて印鑑登録の手続きを行ないます。

銀行印

金融機関で口座を開設する際に届け出るハンコが「銀行印」です。
他にも窓口で預金の引き出し、口座解約など、金融機関の取引で使われます。

実印と異なり、結婚前に開設した口座の銀行印が旧姓のままでも問題ありません。

銀行印は「届出印と持参した印鑑の印章が一致するかどうか?」を確認する為、結婚で名字が変わった時も登録が失効にならず、結婚前と変わらずに使えます。

ただし一部の銀行では「名字と印鑑が異なるので、取引の都度、事情を聞くことがある」や「旧姓印鑑の使用は不可。改印の必要あり」という対応になる場合があるので、氏名変更で窓口へ行く前に確認しておくと良いです。

結婚後、新しく口座開設する際は「名前のみ」のハンコを届出印にすることをおすすめします。
最近は「お金が(縦に)落ちていかないように……」という縁起担ぎを込めて「横書き」にする人も増えてきました。

銀行印のサイズは12mmまたは13.5mm書体は印相体、篆書体、古印体、隷書体が人気です。

ちなみにネット銀行だと、そもそも口座開設時に銀行印の登録をしてないので、特に何の変更をすることもありません。

認印

認印は役所に印鑑登録をしたり、金融機関に届出印(銀行印)として登録したりしていないハンコのこと。

用途は「日常生活のちょっとした時に使う」「仕事で使う」「契約や申し込みなど公的書類に使う」の使い方が主になります。実印や銀行印と併用するのは危険です。

結婚で名字が変わる場合、自分用に必ず1つは用意したいハンコです。

ちなみに結婚前に旧姓の認印を最後に使うのは「婚姻届に届出印を押す時」です。

しかし、入籍後、各種の氏名変更手続きをする際など、今まで使っていたハンコが[旧姓の認印]という場合は、捺印や持参が必要になることもあるので、いつでも使える場所に保管しておくと安心です。

【結婚準備のリアル管理人の体験談】

クレジットカード(ゴールドポイントカード)のカード諸変更届を記入する際[現在のお届け]の欄に、捺印をする場所がありました。

カード作成時にどのハンコを使ったのか忘れてしまい、とりあえず手元にあった「名前」のハンコを押したのですが、念のためにメンバーズデスクに電話して確認した所「(名前を二重線で訂正して)旧姓のハンコを押して下さい」という回答をいただきました。

また[新しいお名前]にも捺印する場所があったので、何のハンコを押せば良いのかも合わせて質問した所「新姓のハンコ(無ければサインでも可)を押して下さい」と言われました。

どのような事情かは分かりませんが、名前よりも名字のハンコが優先されるんだなぁ、と正直思いました。

氏名変更の場合は同封されている「預金口座振替依頼書・自動払込利用申込諸」も記入、捺印が必要になりますが、この場合の捺印は金融機関お届け印になるので、名前のハンコを銀行印で使っていれば、そのまま名前のハンコで捺印します。

ちなみにゴールドポイントカードの場合、旧姓・新姓が明記された本人確認書類の同封は不要でした。

認印の印章は「名字のみ・縦書き」書体は誰でも読みやすいもの(隷書体、古印体、楷書体、行書体など)が一般的です。

サイズは10.5㎜または12㎜(他の銀行印や実印よりも小さめなもの)を選びます。

使う用途によって「夫婦兼用」や「浸透印」の是非が分かれるので、新しく用意する時は「何に使うのか?」を確認して、用途に応じた認印を選ぶことを忘れずに。

家庭印:日常生活のちょっとした時に使う用ハンコ

例:宅配便や郵便物の受け取り、回覧板の閲覧確認、持ち物に自分の名前を入れるなど

家庭印では無く「手書きの署名(サイン)でも良い」という場合も多く、認印の中で最も重要度が低いハンコです。

その為「夫婦で兼用している」「朱肉が要らない浸透印を使っている」という人も少なくありません。
既に男性が家庭印を持っていて、一つを共有して良さそうであれば、無理に作る必要性は低いです。

仕事印:仕事で承認印・確認印として使うハンコ

例:社内書類(申請書や報告書など)へ「確認した」を示すなど

結婚で名字が変わる場合は「仕事で旧姓と新姓のどちらを使うのか?」で、新しく用意するかどうかが違ってきます。

仕事で使うものなので、夫婦兼用は一般的ではありません。浸透印の良し悪しは勤め先によって異なるので要確認です。

公的書類などに使う認印:契約や申し込みなどに使うハンコ

例:役所での各種手続き、クレジットカードやパスポートの発行・変更、賃貸契約、保険契約など。

認印の中では最も重要度が高く(実印や印鑑証明が必要な程ではないが、重要な)契約書や申し込み書に「認印でも良いが、スタンプ印は不可」と書かれている場合に用いられます。

朱肉なしで使えるハンコ(浸透印、シャチハタ、スタンプ印、ゴム印など)は、

  • 使用されるインクが色褪せる
  • 押す面がゴム製だと劣化しやすく印章が変わりやすい
  • 大量生産で同じ印章が出回りやすく、偽造や悪用が容易

という理由から公的書類には使用できません。

要は浸透印でなければ、三文判(出来合いの安いハンコ)でも構いません。
ただし大量生産品で偽造による悪用される確率も高くなるので、公的書類などに使う認印は、印鑑屋などできちんとしたハンコを作ることをおすすめします。

夫婦揃って認印を押す機会は少なく、共有しても問題無さそうですが、兼用による様々なリスク(紛失、盗難、なりすましなど)を考えると、別々の認印を持っていた方が安心ですね。

まとめ

結婚後、新しく作る必要があるハンコは人それぞれです。

管理人(昼時かをる)の場合

【実印】必要に応じて新しく作る&印鑑登録を行なう。
結婚後、実印が必要な契約をする予定なし。銀行印との併用は避けたい。

【銀行印】新しく作り直す必要なし。
届け印は名前「かをる」の印鑑を使用している為、改印の予定なし。

【認印】新しく作り直す必要あり。
今は名字「昼時」で使っていますが、結婚後は男性側の名字に変わる予定なので。
家庭印は浸透印で兼用。仕事印は使っていないので無し。公的書類への認印は自分用に作る予定。

特に結婚前後は、各種手続きで何かと使う機会が多いので、早め早めに手配しておくことをおすすめします。

結婚を記念して、揃いのハンコを誂えるのも良いですね。

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