結婚で名字が変わり、口座名義を新しい氏名に変更する際、合わせて銀行印(届け出印)も変更が必要かどうか確認しておきましょう。
【用語解説】
銀行印・届出印:金融機関で口座開設をする際に登録した印鑑のこと。
実印(じついん):住所地の役所で印鑑登録を行なった印鑑のこと。
印章(いんしょう):彫刻済みのハンコのこと。未彫刻だと「印材」の扱い。
印影(いんえい):印章を紙などに捺印したもの。
印鑑(いんかん):実印や銀行印など、官公庁や銀行に登録や届出をしている印影のこと。
目次
銀行印を変更せず「旧姓のまま」だとどうなる?
銀行印は実印とは異なり、基本的に旧姓でもそのまま使えます。
実印として登録可能な印鑑は「住民票に記載された氏名、名、氏と名の一部を組み合わせたもの」である必要があります。
その為、印鑑登録で登録したハンコが「氏名」や「名字」で、結婚により名字が変わった場合は「住民票記載の名字と一致しない」ことから自動的に登録失効となり、新しいハンコで印鑑登録することになります。
銀行印の場合は「口座を作成した時の届け印と印影が一致するかどうか?」を確認するので、結婚により名字が変わった場合でも登録失効にならず、結婚前と同様に使うことができます。
ちなみに絵柄入りのハンコが銀行印としての使用条件さえ満たしていれば登録OKなのも、そのような理由からです。
ただし銀行によっては「銀行印が旧姓のままでも問題がない」と「変更が必要」と、対応が異なる場合があります。
結婚による銀行印の変更について、4大銀行(三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行)と、ゆうちょ銀行に問い合わせてみました。
【質問事項】
1.結婚で名字が変わる。口座開設時に登録した印鑑が「名字」や「氏名」でも、結婚前と同じように銀行印として使える(変更しなくても良い)と聞いたが本当か。
2.「旧姓の印鑑は預金取引程度であれば使えるが、融資取引だと名字が違うと面倒」と聞いたが、どの程度の利用であれば、旧姓のままの印鑑でも大丈夫か。
【三菱UFJ銀行】
1.名字、氏名ともに旧姓印鑑でOK。
2.手続きで不都合はありませんが、名字が印鑑と異なるので取引の都度、事情を聞かれてしまいます。
度々色々と質問されるので「抵抗がなければ、やはり印鑑は新しい名字で登録する事を推薦する」との話でした。
【みずほ銀行】
1.旧姓のままでも大丈夫。
※「氏名」が変わった際は例外なく印鑑も改印が必要。
2.特に問題ない
【三井住友銀行】
1.旧姓のままで使用OK
2.特に問題ない
※「窓口で旧姓の印鑑から改印を求められた」という体験談が多数寄せられています。氏名変更は窓口でしか行なえないので、実質は「改印が必要」になりますね……。
【りそな銀行】
1.旧姓印鑑の使用は不可。改印の必要あり。
2.不可
【ゆうちょ銀行】
1.旧姓のままで使用OK
2.特に問題ない
「旧姓のままの銀行印でも、結婚前と同じように使える。改印しなくても不都合は無い」という銀行が大半でした。
ただしみずほ銀行のように「届出印と名字が異なることに対して、事情を聞かれる」という場合もあるようです。
その度に「○○は旧姓です」と答えたり、旧姓と新姓が併記された身分証明書を提示したりすれば良い話ですが、それを煩わしく感じるのであれば、やはり新しいハンコを作った方が良いですね。
また、りそな銀行では「旧姓印鑑の使用不可」という厳しめの対応になっていたり、三井住友銀行のように「コールセンターでは改印は不要と言われたのに、窓口では改印を求められた」という体験談もあります。
基本的に銀行印は旧姓のままの印鑑でも大丈夫ですが、銀行によっては「やっぱり改印が必要」な場合もあることから、銀行で氏名変更の手続きを行なう際は
- 各支店窓口へ行く前に電話で問い合わせをする
- 改印を求められた時に備えて、新姓または名前の印鑑を持参する
という準備をすることをおすすめします。
新しい銀行印を作るポイント
独身時代に口座開設をしていた金融機関の銀行印は「旧姓のままで、ほぼ使用OK」と分かりましたが、
- 取引の度に、届出印と名字が違うことを説明するのは面倒
- 結婚後に新しく口座を開設する際、旧姓のハンコは使いづらい
- 窓口で旧姓の銀行印の継続使用を断られた
という事情になれば、新しい銀行印が必要になってきます。
では新しい銀行印を作る際、どのような点に注意して作ると良いのでしょうか?ポイントをまとめてみました。
実印と分ける
実印と銀行印を同じハンコにすることは可能です。
条件さえ満たすものであれば、問題なく受け付けてくれます。
どちらも普段は使う機会が少ないハンコなので「実印と銀行印は同じものにしている」という人も少なくありません。
ただし紛失や盗難に遭った時が面倒。
銀行で届け出印の変更をするだけでなく、役所で実印の登録廃止と改印を行なう必要があり、悪用された時の被害やリスクも高まります。
「万が一のこと」を考えると、やはり実印と銀行印を分けた方が良いですね。
あわせて読みたい:結婚を機に作成!女性におすすめの実印の作り方
夫婦兼用がNGな理由は?
同じハンコで名義が異なる口座を開設することは可能です。
「自分名義の口座があるが、届け出印は親になっている」という人もいますよね。
実印と同じく「既に同じ印鑑が届け出印として登録されているかどうか」を確認されることは無く、同じハンコでも名義が異なれば、別々の預金者と見なされます。
その為、銀行印を夫婦兼用にすることは可能で、実際に「口座開設の際、銀行員に『夫婦一緒のハンコで良い』と言われた」という人もいます。
だたし「危機管理」を考えると、銀行印の夫婦兼用はNGです。
例えば、全ての口座(独身時代の口座も含む)の届け印を夫婦兼用のハンコに変更すると……
- 盗難に遭った際のリスクが倍増する。
- 紛失や盗難時に届出印を変更する必要がある口座が増える。
- 配偶者が勝手に高額な金額を引き出しやすくなる。
- 離婚時の財産分与時に影響が出る可能性がある。
など、万が一の事態が起こった時の面倒事が多くなってしまいます。
夫婦共有の口座を作る際も、口座名義は「夫」または「妻」のどちらかになるので、名義人のハンコを届け出印にすれば良い話です。
色々なリスクを考えると「自分名義の口座の届け出印は、自分のハンコを使う」のが安心だと思います。
更にセキュリティ面を万全にしたい場合は、ちょっと管理が大変になりますが「金融機関ごとに銀行印を作り分ける」こともおすすめします。
「名前のみ」で掘る
女性の銀行印は「名前のみ」をおすすめされることが多いです。
●家族のハンコと区別がしやすい。
●独身(旧姓)→結婚(新姓)→離婚(旧姓)→再婚(新姓)……と結婚や離婚の度に、何度もハンコを作り直さなくて済む。
という「利便性の良さ」が、主な理由として挙げられますね。
今回、各銀行に問い合わせをした際も「『名前のみ』の印鑑であれば、最も問題はない」という旨の回答が多かったです。
もちろん「ビジネスで使うので、名前だけだとちょっと……」、「私が家長で、夫婦用や家族用の銀行印として使いたい」など、仕事や社会的な立場から名字で作ることを選ぶ人もいます。
【「結婚準備のリアル」管理人の場合】
私の銀行印は「名前のみ」。確か学校の卒業式の記念品として貰ったものを使っています。
今までゆうちょ銀行や都市銀行、地方信用金庫で口座開設をしましたが、届け出印として問題なく受理されました。
今の所、仕事で銀行印を使う機会が無く、夫婦共有の口座も夫となる人の名義で作ろうと思っているので、新しい銀行印は要らないかなと思っています。
ちなみにネット銀行だと印鑑登録の必要はありません。
この記事を書く際に「じぶん銀行で口座持っているけど、お届け印ってどうしたっけ?」とちょっと焦ったのですが、元々無かったのでした……。
横書き
銀行印は「お金が(縦に)落ちていかないように……」という意味を込めて「横書き」が良いそうです。
縁起担ぎだけではなく「似たようなサイズの認印との区別が付けやすい」という実用的なメリットもあります。
認印は名字で作ることが多いので、女性の場合はあまりピンと来ませんが、名字だけを掘る男性の場合は利便性が高くなりますね。
横書きの場合、印鑑の文字の掘り方は、昭和初期までの日本の慣習に従い、印章を見た時に「右から左(←)」から読むように掘られます。
例えば、私の名前「かをる」は「るをか」になります。
既に名前のみ&縦書きのハンコを銀行印にしている人は、特に問題が無ければ、そのまま使い続けても全く構いません。
【「結婚準備のリアル」管理人の場合】
私の届け出印は「名前のみ&縦書き」ですが、結婚後も使い続ける予定です。
私も調べるまで「銀行印は横書きが良い」とは知らなかったのですが、そういう世界もある、ということで。
実際に横書きを選択しているのは、まだまだ少数派なようです。
「どうせ氏名変更をするついでなので、新しいハンコを作って改印しよう」という時に「縁起を担いで横書きにする」という程度の考え方で良いと思いますね。
書体は「篆書体」「印相体」「古印体」が人気
ハンコの書体は色々ありますが、銀行印の場合は「篆書体」「印相体」「古印体」がおすすめされます。
「篆書体」「印相体」は読みにくく、三文判(すぐに買えるような安いハンコ)とは違うので偽造防止に役立ちます。
「古印体」は読みやすく、認印とは違う風格が出るので、取り間違えの心配が減ります。
【各ハンコで人気の書体】
実印:印相体、篆書体
銀行印:印相体、篆書体、古印体、隷書体
認印:古印体、隷書体、楷書体、行書体
ちなみに私の銀行印は「行書体」か「楷書体」だと思いますが、それでも問題なく使えました。
もし今後、実印を作る機会があれば、印相体や篆書体にすることで、銀行印と間違える心配が無くて良いかなと思います。
サイズは12㎜、13.5mm
女性の銀行印は「12mm」または「13.5mm」が一般的なサイズです。
「実印よりも小さく、認印よりも大きく」することで、それぞれの見分けが付きやすくなります。
【印鑑サイズの例】
実印13.5㎜、銀行印12㎜、認印10.5㎜
実印15㎜、銀行印13.5㎜、認印12㎜
まだ全てのハンコを作っていなければ、使用頻度の高い認印のサイズを決めた後に、銀行印、実印のサイズを考えると良いと思います。
印章の大きさだけではなく、ハンコの持ちやすさや押しやすさも考慮すると、より使いやすい印鑑になります。
印材は「耐久性」で選ぶ
銀行印はゴム印(シャチハタやスタンプ印など)で無ければ、大抵のハンコが届け出印として利用できます。
その為、安いハンコ(いわゆる「三文判」)でも使えますが、印鑑変更(改印)しなければ、銀行印として何年、何十年と保管するハンコなので「耐久性」を考えて選びたいところです。
欠けやすかったり、形が変わりやすかったりする材質だと、登録時は問題がなくても、次に印鑑が必要になった際に「登録されている印章と一致しない」という理由で取引が断られる可能性も出てしまいます。
銀行印として良く使われている印材(ハンコの材質)は、以下の通りです。
木材系 | 薩摩本柘(柘植、本柘植)、黒檀、白檀、彩樺、黒彩樺(玄武)、楓、アグニ |
角・牙系 | 牛角(黒水牛、オランダ水牛)、象牙、河馬牙、マンモス牙 |
金属 | チタン、コバルトクロムモリブデン |
樹脂 | 琥珀、赤パール |
天然石 | 水晶、アメジスト、ローズクオーツ、瑪瑙 |
印鑑の定番・高品質で低価格なのは「黒水牛、本柘植、彩樺」。耐久性が高く、ほぼ欠ける心配が無いのは「チタン」です。
印材によって、耐久性や押しやすさ、持った時の感触、値段は本当にピンキリなので、自分が気に入った印材で作ることをおすすめします。
銀行印変更(改印)手続き方法
取引店(通帳に記載してある口座を開設した店舗)や最寄りの支店の窓口で手続きをします。
口座名義の氏名変更の際は、通帳やキャッシュカードの名前も合わせて変更する必要があるので、金融機関へ行った時にまとめて変更手続きをした方が手間がありません。
ちなみにネット銀行だと、元々印鑑の登録を行なっていないので、氏名や住所の変更だけで済みます。
その場合はネットや問い合わせ窓口から各種変更に必要な書類を請求して、手続きを行ないます。
【必要なもの】
- 通帳・キャッシュカード
- 旧印章(今まで口座に届出をしていたハンコ)
- 新印章(新しく届け出印にするハンコ)
- 旧姓と新姓が分かる本人確認書類※
※戸籍謄本や氏名変更後の運転免許証(旧姓の表記があるもの)など。
運転免許証の記載事項変更については「意外と簡単!引っ越し・結婚(入籍)後、運転免許証の氏名・住所変更手続き方法」で詳しく紹介しています。
各変更手続きに必要な物は、各銀行によって微妙に異なりますが、上記の物を持っていけば、まず問題ありません。
【三菱UFJ銀行】
氏名変更:通帳/キャッシュカード/お届印/新氏名記載書類
銀行印変更:通帳/新しい印鑑/旧印鑑
両方とも変更:通帳/キャッシュカード/新旧お届印/新氏名記載書類
【みずほ銀行】
氏名変更:通帳/印鑑/キャッシュカード/本人確認書類
銀行印変更:通帳/新旧印鑑/本人確認書類
両方とも変更:通帳/新旧印鑑/キャッシュカード/本人確認書類
【三井住友銀行】
氏名変更:通帳/キャッシュカード/印鑑/本人確認書類
銀行印変更:通帳/キャッシュカード/新旧印鑑/本人確認書類
両方とも変更:通帳/キャッシュカード/新旧印鑑/本人確認書類
【ゆうちょ銀行】
氏名変更:通帳/キャッシュカード/お届け印/本人確認書類
銀行印変更:通帳/新旧お届け印/本人確認書類
両方とも変更:通帳/キャッシュカード/新旧お届け印/本人確認書類
【手続き方法】
1.変更したい金融機関の取引店や最寄りの支店へ行く。
2.窓口で「結婚で名字が変わったので、氏名と届出印を変更したい」と伝える。
3.氏名変更届と改印届書(一緒の用紙の場合が多い)を受け取り、必要事項を記入する。
4.窓口に提出して、問題が無ければ、変更手続きの完了。
クレジットカードの発行や保険商品との契約、公共料金の口座振替などの際、提出書類に「銀行印」を押したと思いますが、今回の改印で銀行印が変更になっても、印鑑変更の手続きをする必要はありません。
例えば「申し込み後、すぐに改印をした」という場合は印鑑相違になる可能性がありますが、一度でも引落しがされていれば問題はありません。
銀行印を紛失した場合はどうする?
意外と多いのが「独身時代に使っていた口座、今後は使わなくなりそうなので、解約をしようと思ったら、銀行印が見つからない」という話。
銀行印を紛失した(盗難の可能性がある)場合は、
1.各銀行に届出印による取引停止の連絡をする。
2.窓口で改印の手続きを行なう(銀行から送られてくる案内状が必要な場合あり)。
という手続きを行なう必要があります。
手元に通帳やクレジットカードがあれば、あまり心配しなくて良い気がしますが、誰かに悪用される可能性を考えると、すぐに改印はできなくても「印鑑取引停止」だけはしておいた方が安心ですね。
ちなみに紛失や盗難では無く「どのハンコを銀行の届出印にしていたか分からない」という時は、届出印の可能性のあるハンコを持って窓口へ行き、印章を照会して、全て違う場合は改印の手続きを行ないます。
その際「結婚前後で名字に変化なし」と「結婚後で名字が違う」によって、必要な書類が変わってきます。
結婚後で紛失した印鑑と今の名字が違う場合は、本人確認書類の他に「旧姓と新姓が分かる本人確認書類」が必要になります。
例えば「戸籍謄本」や「旧姓の記載がある運転免許証」などが、それに当たります。
改印の際の新印鑑は「名前のみのハンコ」をおすすめするのは、上記で説明した通りです。
最後に各銀行の銀行印紛失による改印手続き方法をまとめてみました。
【三菱UFJ銀行】
喪失受付センター(0120-544-565)または(03-5637-0875 電話料有料)へ連絡して、印鑑取引停止処理を行ないます。
その後、窓口で新しいハンコを印鑑登録します。
名字変更がない場合:通帳/新印鑑/本人確認書類
名字変更がある場合:通帳/新印鑑/旧氏名と新氏名がわかる本人確認書類
10日~2週間で手続き完了通知状が届くので、受け取った段階で新しい届出印を使った各種手続きが利用できます。
【みずほ銀行】
取引店または喪失受付センター(0120-415-415)に連絡をして、取引の停止を行ないます。
その後、窓口で新しいハンコを印鑑登録します。
名字変更がない場合:通帳/新印鑑/身分証明書
名字変更がある場合:通帳/新印鑑/身分証明書/戸籍謄本や運転免許証など旧姓と新氏名が分かる書類
【三井住友銀行】
ATMセンター(0120-956-999)に喪失連絡をして、印鑑取引停止を行ないます。
連絡後数日で手続き書類が届くので、届いたら新しい印鑑を登録する為に窓口へ行きます。
名字変更がない場合:喪失連絡後届いた書類/新印鑑/通帳/本人確認書類
名字変更がある場合:喪失連絡後届いた書類/新印鑑/旧姓と新姓が分かる公的証明書/写真付き身分証明書
【りそな銀行】
クイックロビー運営センター(0120-30-1343)へ利用停止の連絡後、案内状が届きます。
案内状が届いたら、窓口で改印の手続きを行ないます。
名字変更がない場合:案内状/新印鑑/通帳/本人確認書類
名字変更がある場合:案内状/新印鑑/通帳/本人確認書類/旧氏名が分かる公的証明書
【ゆうちょ銀行】
ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口、カード紛失センター(0120-794-889)に連絡して、取引の停止を行ないます。
その後、窓口で印章変更の手続きをします。
名字変更がない場合:通帳/新印鑑/顔写真付き本人確認書類
名字変更がある場合:通帳/キャッシュカード/新印鑑/顔写真付きの本人確認書類/旧氏名のわかる書類
まとめ
●銀行印は基本的に「旧姓のまま」でも問題なく使用できる。
●各金融機関の一部では「改印の必要あり」なので要確認。
●氏名変更と一緒に改印手続きを行なうと便利。
●必要な物は「通帳、キャッシュカード、身分証明書、旧姓と新姓が分かる本人確認書類」。
●銀行印紛失による改印の際は、窓口へ行く前に印鑑取引停止をしておくと安心。
●銀行印は「名前のみ・横書き」がおすすめ。
大変参考になる記事でした。
ただ先日UFJに行ったところ、
「旧姓の苗字の使用は法律上ダメではないが、当方ではお断りしています」
と新姓苗字or名前のみ でないといけないと言われました。
追記までに
あかね様
メッセージありがとうございます。
記事作成当時と状況が変わったのかと思い、三菱UFJ銀行のコールセンターに問い合わせをした所、記事にも書きましたように
「口座開設時に登録した印鑑が名字(旧姓)でも同じように継続して銀行印として使える」との回答をいただきました。
そこで「窓口で使えないと言われたのだが、支店によって対応が違うのか?」を聞いてみたのですが「基本的には受付しているので 窓口の者がなぜそのような判断をしたのか分かりかねる」とのことでした。
ただし最終的な判断をするのは、コールセンターではなく窓口で受付した者なので その方に直接今回の経緯(コールセンターでは登録できると言われたのに拒否された理由)を聞いてみるしかない……という話でした。
公式見解と窓口対応が異なるのは、あってはならないことだとは思うのですが、今回のような事も起こり得るのですね……。
体験談の投稿、ありがとうございました。
(昼時かをる)
記事ありがとうございます。
私も三井住友銀行丸の内支店に名義変更に行きましたが、同時に改印しないことで、受付と窓口でだいぶもめました。
当方の公開サイトに乗っていることでしょうかと問われ、通常受け付けることはない、一切現姓の印鑑を持っていないですか、仮に登録して後で変更していただけませんか、とも案内ありました。
結局、クレジット名義変更手続きをもう始めているので、という理由をつけたところ、担当から上位者判断により改印なしで許容してもらいました。
最初から改印準備をしてから名義変更をしたほうが、嫌な思いをしないかもしれません。
私は現姓の63円の認印しか持っていない状態でしたので。
これを機に銀行印購入しようと思っております。
みっき様
メッセージありがとうございます。
氏名・お届け印・お取引店の変更 – 三井住友銀行には
>お届け印
>※お届け印を変更される場合は、旧印鑑および新印鑑をお持ちください。
>※口座ごとに異なるご印鑑をお届けの場合は、全てのご印鑑をお持ちください。
とはありますが「銀行印が旧姓であれば、新姓または名字の印鑑が必要」とは記載されていないだけに、コールセンターでは旧姓で問題ないと言われたのに、窓口で改印を迫るならば、公式サイトで可否を明記して欲しいと言う気持ちでいっぱいですね……。
本記事に「窓口での改印を求められた」と「改印に備えて新しい銀行印を持参した方が良い」を追記しました。
やはり女性の金融機関のお届け印は、未婚・既婚問わず「名前のハンコ」をおすすめするしかないな、と改めて思います。
情報提供、ありがとうございました。
(昼時かをる)
たいへん参考になりました!
この記事の内容をもとに口座の名義変更、旧印鑑継続に挑みました。
2017年6月中旬、すべて東京23区内の支店です。
【三菱UFJ銀行】
→難なくOK。旧印鑑を再登録しました。
キャッシュカードの再発行は自分で選べました。
変更前の名義でも継続して引き落としが出来るそうです。
【みずほ銀行】
→もめた末に名義変更 &旧印鑑OKとなりました。
改姓時はなるべく印鑑の変更をお願いしている、と再三言われました。
取引時に事情を聞いたりトラブルの元となる為だそうです。
ただ『絶対に印鑑を変更しなければならないわけではない』とのことで、次回来店時に新印鑑を登録するならとしぶしぶ手続き頂きました。
【三井住友銀行】
→受付案内の方には旧印鑑の継続使用は出来ないと言われましたが、窓口ではあっさり出来ますと言われ
難なく名義変更、旧印鑑の再登録を行いました。
キャッシュカード、通帳ともに再発行されます。
期間は不明だが変更前の名義でもしばらくは引き落とし出来るとのこと。
【ゆうちょ銀行】
→難なくOK。旧印鑑を再登録しました。
UFJ、みずほ、三井住友ともにインターネットバンキングは名義変更前と変わりなく利用可能とのことでした。
ご参考になりますように。
穂のか様
各銀行の名義変更、改印の有無に関する詳しい情報提供をありがとうございます。
無事に名義変更、旧印鑑の継続ができたようで何よりです。記事が参考になったとあり、嬉しい限りです。
やはり「旧姓での印鑑を引き続き銀行印として使えるかどうか」は、争点の一つになりやすいみたいですね……。
体験談の投稿&情報共有、誠にありがとうございました。
(昼時かをる)
今日、みずほ銀行の支店に問い合わせました。
旧姓の銀行印は使うのが難しそうです。
「結婚して苗字が変わるが、旧姓の銀行印のままで苗字変更できますか?」
「ほぼ新姓の印鑑での登録になります」
「ほぼ、ということは旧姓でもよいのですか?」
「上の者に確認します」
そこまでしなくてよい……と、そこで電話は切りましたが、
みずほ銀行も旧姓の銀行印の使用は難しいようです。