財形貯蓄がない時の先取り貯蓄の方法!自動積立定期預金・定額自動入金サービスの活用術

積立

毎月、確実に貯金額を増やす為には、給料をもらったらすぐに一定金額を口座に預ける「先取り貯蓄」をするのが、一番手っ取り早い方法です。

会社によっては給料から天引きされる「財形貯蓄(ざいけいちょちく)」などの社内預金が利用できますが「会社に財形貯蓄がない」「年に1~2回しか申込ができず、次回まで期間が空いている」という場合は、自動積立定期預金定額自動入金サービスの利用が向いています。

銀行の普通預金口座から、毎月一定金額を自動的に自分名義の定期預金口座(自動積立定期預金の場合)や、普通預金口座(定額自動入金サービスの場合)に積み立てられる仕組みのこと。

給与から直接天引きされる訳ではありませんが、給与振込日(給料日)の直近に入金をすることで、財形貯蓄と同じ感覚で強制的にお金が貯められます。

自動積立定期預金

自動積立定期預金

自動積立定期預金とは、普通預金口座から毎月、自動的に一定金額を定期預金口座に積み立てする金融商品のこと。

指定した日(休業日は前営業日)に自動引落されるので、例えば「給料日当日や一日後」に指定しておけば、財形貯蓄のように天引きに近い形で貯蓄ができますね。

1回の積立金額は月々1,000~1万円で金融機関によって異なりますが、月々1,000円から始められる所も多いので、無理なく積み立てられます。
他に先取り貯蓄をしていなければ「手取り収入の10~20%の金額」は預けておきたい所ですが……。

ボーナス日に合わせて増額月を指定したり、提携ATMを利用してその都度預け入れができたりするので「まとまったお金が手に入ったので、定期預金口座に貯蓄したい」という時にも問題なく使えますね。

満期を迎えると(自動積立定期預金の申込時に満期日を決める必要あり)、積立定期預金は解約されて、普通預金口座に元金(預け入れた元のお金)と利息が振り込まれます。金利は普通預金と同じになります。

定期預金の元利金継続型のように「元金と利息の両方を、預け入れ時と同じ期間の定期預金で自動継続する」とはならないので、満期後に「まだ使う目的がないので、定期預金に入れておきたい」という場合は、定期預金口座に預け入れる必要があります。

自動積立定期預金が使える銀行

ほとんどの金融機関で自動積立定期預金が利用できます。

既に口座を持っている銀行に「自動積立定期預金」があれば、それを利用するのが最も手っ取り早い方法ですね。

自動積立定期預金の手続きは、窓口や郵送の他にも、インターネットバンキングで受け付けている所もあるので、今すぐ始められます。

金融機関名 商品名 積立金額 預入期間 金利
三菱東京UFJ銀行 自動つみたて定期預金 毎月1万円~
※Eco通知&インターネットバンキングを利用すれば毎月1,000円~も可
毎月、3ヵ月ごと、年1~2回の特定月 円預金金利 – 三菱東京UFJ銀行」を参照
みずほ銀行 みずほ積立定期預金 月々5,000円~ 1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、10年 定期預金 – みずほ銀行」を参照
三井住友銀行 自動とりまとめ定期預金 月々1,000円~ 1ヵ月~5年 円預金金利 – 三井住友銀行」を参照
ゆうちょ銀行 自動積立定期貯金 月々1,000円以上 3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年 金利一覧 – ゆうちょ銀行」を参照

その他の自動積立方法

各金融機関が取り扱う積み立て商品には

  • 外貨積み立て:円を海外の通貨に替えて積立運用する
  • 積立型投資信託:投資のプロに自分のお金の運用を任せる

もあります。

【外貨積み立て】
円積み立て定期預金よりも高い金利で運用できるので、同じ金額を預けても利子が増えやすいのがメリット。
ただし外国為替相場や円高の動向によっては、預けた時の金額よりも下がってしまう「元本割れ」が起こる可能性があります。

最近は「円安傾向」で、リスクも低くなっているので、外貨積み立てを活用する人も多いですね。

【積立型投資信託】
投資信託を毎月一定金額ずつ積み立てる方法です。
株と同じように、売る時の価格が買った時の価格を上回っていれば、その差額が利益になります。

預け入れたお金は一切減らない自動積立定期預金と比較して、外貨積み立てや積立型投資信託は「お金が目減りする」可能性も少なくありません。

(リスク小・リターン小)積み立て定期預金>外貨積立>積立型投資信託(リスク大・リターン大)。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、利用するかどうかはご自分の判断でどうぞ。ちなみに私(結婚準備のリアル管理人)は利用していないです……。

定額自動入金サービス

定額自動入金サービス

定額自動入金サービスとは、毎月、自動引落で、自分名義の別の銀行の普通預金口座へ一定金額を送金できる仕組みのこと。 
振込手数料などの手数料は、基本的に無料

自動積立定期預金とは異なり「普通預金口座」への送金になるので、普通預金口座から定期預金口座へお金を移動する必要があります。

「他行の本人名義の口座から、自行の本人名義の口座」にお金を移動するもので、家賃や会費などを支払うのに利用する「自動送金」とは異なります。

定額自動入金サービスは、例えばこんな時に役立ちます。

【利用シーン1】
現在メインで利用している金融機関では、自動積立定期預金がなく「先取り貯蓄」が難しい

現在、給料振込み先&メインバンクにしているA銀行には、自動積立定期預金がなかった。

しかし自動積立定期預金がある別の金融機関を、給料振込み先に変更したり、毎月普通預金口座から定期預金口座にお金を出し入れしたりするのは手間なので、なるべくしたくない。

別の金融機関に「先取り貯蓄用の口座」を作っても良いので、毎月、自動的に一定金額が入金されるサービスを利用したい。

【利用シーン2】
給与振込先の金融機関が指定されており、別の銀行をメインバンクとして使いたい

会社の都合で給与振込先が「A銀行」に指定されており、自分では変更できない。
A銀行は、コンビニATMの利用料など、手数料が割高なので、本当はメインバンクに「B銀行」を利用したい。

毎月、給与振込先のA銀行の口座からお金を引き出して、B銀行の口座に入れ直す……というのは手間なので、どうすれば良いのか悩んでいる。

利用シーン1、2の場合、B銀行が定額自動入金サービスを提供していれば、利用に必要な手続きをすることで、毎月必要な金額が自動的にB銀行に送金されるので、先取り貯蓄用の口座やメインバンク用の口座として活用できます。

入金日が「引き落とし日の4営業日後」なので、A銀行の給与振込口座からB銀行へ送金されるまでにタイムラグがありますが、今回のように「先取り貯蓄をしたい」という目的であれば、問題ないと思います。

定額自動入金サービスが利用できる銀行

定額自動入金サービスが使える銀行は「ネット銀行」がほとんどです。

ネット銀行とは、インターネット上での取引を中心としている銀行のこと。

  • 銀行窓口ではなく、パソコンやスマホから各種取引を行なう
  • 24時間365日、残高照会や振込、定期預金の預け入れなどができる
  • クレジットカードを使って、大手銀行やコンビニ設置のATMで入出金をする
  • 提携ATMでの利用手数料は無料(出金には回数制限がある場合も)
  • 普通預金や定期預金の金利が、一般的な銀行よりも高い

などが特徴として挙げられます。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、大手信託銀行の「三井住友信託銀行」と、ネット証券大手のSBI証券を運営する「SBIホールディングス」が共同設立したネット銀行です。

普通預金には「通常の普通預金」とSBI証券の口座開設をすることで使える「SBIハイブリッド預金」の2種類あり、SBIハイブリッド預金を利用することで、金利を通常の普通預金よりも大幅に引き上げられるのが大きなメリット。株式投資をしなくても利用OKです。

手数料 無料
最低入金額 毎月1万円以上1,000円単位
引き落とし日 毎月5日または27日(選択可)
入金日 引き落とし日の4営業日後
引き落とし可能な金融機関 定額自動入金サービス – 引落口座に指定可能な金融機関一覧

【住信SBIネット銀行の特徴】

  • 提携ATMで24時間365日、入金・出金が行なえる
  • 提携ATMでの手数料が月2~15回まで無料※
  • 他行宛振込手数料が月1~15回無料
  • SBIハイブリッド預金の金利はメガバンクと比較して約6倍と高い

※提携ATMはセブン銀行ATM、イオン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イーネットATM、ローソンATM。
入金は何回でも無料。出金はランクに応じて毎月一定回数が無料になる。(1回無料~100円+税)。

住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」というプログラムがあり、取引内容によるランク付けで優待内容が変わります。

ランクに応じて、提携ATMでの引き出し・他行への振込手数料が無料になる回数が決定されるので、月に何度もATMから引き出しをする口座としては不便ですが、定額自動入金サービスを利用して「貯める為の定期預金口座」としては、使い勝手が良いですね。

じぶん銀行

じぶん銀行

じぶん銀行は、au(KDDI)と三菱東京UFJ銀行が共同設立したネット銀行です。

口座開設、残高照会、振込み、定期預金の預け入れ、電子マネー「au WALLET」のチャージなど、全ての操作がスマホや携帯電話で簡単に行なえるのが魅力。

手数料 無料
最低入金額 毎月1万円以上1,000円単位
引き落とし日 毎月6日または26日(選択可)
入金日 引き落とし日の4営業日後
引き落とし可能な金融機関 定額自動入金サービス ご指定いただける金融機関・ご登録対象者一覧(PDFファイル)

定額自動入金サービスを利用する場合、普通預金から定期預金への預け入れは手動で行なう必要がありますが、スマホからの操作で簡単に行えるので、じぶん銀行から「定額自動入金サービスによる入金のご連絡」のメールが来た後に、ささっと手続きをすればOKです。

【じぶん銀行の特徴】

  • 大手銀行2社とコンビニATM※で入金・出金が行なえる
  • 提携ATMでの入金は無料・出金は一定回数まで無料
  • 他行宛振込手数料が最大月5回まで無料
  • じぶん銀行と三菱東京UFJ銀行間の振込手数料が無料
  • 普通預金金利はメガバンクと比較して1.5倍と高い(ネット銀行としては普通)


三菱東京UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、Enet、ローソンATM:出金は毎月3回まで無料、4回目以降は100円+税。
ゆうちょ銀行ATM:毎月1回まで無料、2回目以降は200円+税

docomoやSoftBankなど他会社のユーザーも口座開設OKですが、auユーザーであれば「プレミアムバンク for au(2016年11月終了予定)」や「じぶんプラス(11月以降)」などの特典プログラムで、ATM手数料や他行宛振込手数料などの優遇が受けられます。

じぶん銀行に新規口座開設すると、定期預金金利優遇が誰でも受けられるキャンペーンを実施しているので「今利用しているメガバンクは定期預金金利が低いので、なるべく高金利の銀行へ預けたい」「まとまったボーナスを受け取ったが、できればより多くの利子を得たい」という人は、利用する価値が高いです。

定期預金は何年単位のイメージがありますが、じぶん銀行は「1ヶ月、3ヶ月(高金利でおすすめ)、6ヶ月、1年」と短期間もあるので、用途に合わせて預け入れ期間を使い分けるのも良いですね。

あわせて読みたい:じぶん銀行

ソニー銀行

ソニー銀行

ソニー銀行はソニーの子会社の金融機関「ソニーフィナンシャルホールディングス」が運営するネット銀行です。他にもソニー生命保険やソニー損保も運営しています。

金融商品の取り扱いが豊富で「普通預金・定期預金・積み立て定期預金」以外にも、外貨預金や投資信託、FX、住宅ローン、目的別ローンなども幅広く利用できるので、定期預金だけではなく、将来的な資金運用やローンを考えているのであれば、一括で管理しやすいのがメリットですね。

ソニー銀行は定額自動入金サービス(おまかせ入金サービス)だけではなく、積み立て定期預金の両方が使えるので「給与振込口座がどこなのか?」で使い分けもできます。

手数料 無料
最低入金額 毎月1万円以上1,000円単位
引き落とし日 毎月5日または27日(選択可)
入金日 引き落とし日の4営業日後
引き落とし可能な金融機関 おまかせ入金サービス 金融機関一覧 – MONRYKit

【ソニー銀行の特徴】

  • 大手銀行3社とコンビニATMで入金・出金が行なえる
  • 提携ATMでの入金は無料・出金は月4回~まで無料※
  • 他行宛振込手数料は毎月1回は無料
  • 普通預金金利はメガバンクと比較しても「普通」

※三菱東京UFJ銀行ATM、三井住友銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、セブン銀行ATM、Enet、ローソンATM:出金手数料は月4回まで無料、5回目以降は100円+税。
セブン銀行ATMとイオン銀行ATM:出金手数料が月何回でも無料。

あわせて読みたい:ソニー銀行

大和ネクスト銀行

大和ネクスト銀行

大和ネクスト銀行は大和証券グループのネット銀行です。

提携ATMがなく(キャッシュカードの発行がない)、入金は「他の銀行口座からの振込」が必要になります。
他行宛振込手数料が無料になる銀行から入金したり、定額自動入金サービス(大和ネクスト銀行では『資金お取り寄せサービス』という名前)で行なったりします。

大和ネクスト銀行の口座の開設の条件には「大和証券への口座開設」があるので、ダイワ・カードを利用して提携ATMで取引するという方法もありますね。

普通預金の金利はメガバンクと比較して「普通」、ネット銀行としては「低い」ので、貯蓄用の口座として利用する価値は低め。
「金利は気にせず、なるべくお金を引き出しにくい口座で積立をしたい」という人に向いています。

手数料 無料
最低入金額 毎月1万円以上1,000円単位
引き落とし日 毎月6日または27日(選択可)
入金日 引き落とし日の5営業日後
引き落とし可能な金融機関 ご利用可能な引落金融機関一覧

あわせて読みたい:大和ネクスト銀行

まとめ

共働きの夫婦の場合、別々に「先取り貯蓄」をすることで、確実に一定金額を貯めることができます。

一度手続きをしてしまえば、毎月、強制的に貯蓄するしかなくなるので「なかなかお金が貯まらない……」という家庭にとっては、かなり役に立つはずです。

貯蓄額は「手取り収入の10~20%」が目安。
それとは別に特別費も用意したい所なので「メインバンクとして使っているA銀行では積立貯蓄、B銀行のサブバンクで定額自動入金サービスを利用して特別費を貯める」と使い分ければ、突然の出費にも対応できます。

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