ハワイの移動手段として良く利用されるのがトロリーバスです。
元々、トロリーバスとは道路上空の架線か電気を取り、それを動力として走るバスのことですが、ハワイのトロリーバスは「路面電車風のバス」くらいの意味で、オープンエアだったり小型バスだったり、2階建てバスだったりします。
The Bus(ザ・バス)と並び、ハワイを訪れた旅行客の買い物や観光に欠かせないもので、大まかに以下のトロリーバスが運行しています。
【私営のトロリーバス】
- ワイキキ・トロリー
【旅行代理店のトロリーバス】
- JTB:`OLI`OLI(オリオリ)ウォーカー、`OLI`OLI(オリオリ)トロリー
- H.I.S:LeaLea(レアレア)トロリー
- JALパック:レインボー・トロリー、レインボー・スカイ
- 近畿日本ツーリスト:Lai-Lai(ライライ)トロリー
ワイキキの道を歩いていると、自分たちの横をトロリーバスが何台もひっきりなしに通り過ぎていくので「どのバスならば、自分たちが無料で乗れるのか?」を知っておくと、移動手段が増えますし「知らずに乗って失敗した」という恥ずかしい体験を減らせます。
ワイキキトロリー
ワイキキトロリーは、以下の5ライン(路線)が運行しています。
- ピンクライン(ワイキキ・アラモアナ・ショッピングコース)
- レッドライン(ハワイ歴史観光コース)
- グリーンライン(ダイアモンドヘッド観光コース)
- ブルーライン(パノラマコースト観光コース)
- パープルライン(パールハーバー観光コース)
その5つの路線で唯一無料で乗れるのが「ピンクライン」です。
ピンクラインは、ワイキキの2大ショッピングセンター「アラモアナ・センター」と「DFSギャラリア」、近隣のホテルを回遊する路線で、10分に1本の間隔で毎日運行されています。
下記で紹介する旅行代理店のトロリーバスのルートや停留所が重なっている部分も多く、停留所でトロリーバスを待っている時に「先にこっちのトロリーバスが着たから乗ろう」ということもしやすいです。
ピンクラインを無料で乗る方法は乗車時にJCBカードを提示すること。事前に申込みなどする必要がなく「提示だけでOK」の手軽さも魅力的です。
JCBカードは国際ブランド「JCB」のロゴが入ったクレジットカードであれば、どれでも対象になります。
ワイキキトロリー(ピンクライン)には「JCBカードで無料」と大きくラッピングされているので、かなり分かりやすいです。
JCBカード所有者と同行する大人1人、子ども1人、合計3人が無料で利用できます。
お手持ちのクレジットカードがJCBであれば、そのまま使えますし、また「旅行を切っ掛けに、VISA以外の国際ブランドでクレジットカードを作ろうと思っている」と考えているのであれば、まずは目先のハワイでお得になるJCBカードを選ぶ価値は高いと思います。
「JCBは海外では使いにくい」と言われますが、日本人観光客が多いハワイは例外で、むしろJCBカードの特典だらけです。
詳しくはワイキキトロリーも無料!ハワイで最もお得に使えるJCBカード徹底活用術で紹介しています。
JCBカードは年会費無料のカードも多く、例えば、年会費永久無料&ポイント高還元で人気の高いオリコカード・ザ・ポイントは入会後6ヶ月間はポイント還元率が2倍(2%)にアップします。
新婚旅行では買い物や食事、オプショナルツアーなど、とにかく滞在中の支払いがどうしても高額になる(しかも、ワイキキは物価が高い)ので、同じ金額を支払うにしても、貯まるポイントが2倍の>オリコカード・ザ・ポイントの方がお得になります。
電子マネー「iD(アイディ)」と「QUICPay(クイックペイ)」の両方が搭載されているので、新婚旅行から帰ってきてからも、いつものお買い物にも使えてポイントも貯まります。
貯まったポイントは500ポイントから、nanacoギフト、Tポイント、電子マネーWAONポイント、LINEギフトコードAmazonギフト件、iTuneギフトコードなど、色々なポイントやギフト券にリアルタイムで交換可能なので「貯まりっぱなしで使う当てがないのでは?」という心配はありません。
旅行代理店のトロリーバス
旅行代理店のトロリーバスは、旅行代理店の各ツアーに申し込んだ人が無料で利用できます。
ホノルル空港に到着後、現地受付でトロリーバス乗り放題のカードなど、キット一式を受け取ります。後はトロリーバスの乗車時にカードを見せるだけでOKです。
新婚旅行を目的としたハワイ旅行プランであれば、間違いなく「トロリーバス乗り放題」になっていると思います。
手持ちのパンフレットやツアー内容に「○○○トロリーが乗り放題になる○○カードが付いている」などの記載があると思うので確認してみて下さい。
旅行代理店 | トロリーバス | 提示カード |
---|---|---|
JTB | `OLI`OLI(オリオリ)ウォーカー、`OLI`OLI(オリオリ)トロリー | `OLI`OLI(オリオリ)カード |
H.I.S | LeaLea(レアレア)トロリー | LeaLea(レアレア)カード |
JALパック | レインボー・トロリー、レインボー・スカイ | JALパックカード、JMBツアーカード |
近畿日本ツーリスト | Lai-Lai(ライライ)トロリー | Lai-Lai(ライライ)カード |
ツアー以外の人でもトロリーバスに無料で乗れるのは、H.I.SのLeaLea(レアレア)トロリーです。
LeaLea(レアレア)トロリーに無料で乗る方法
1.日本版『LeaLeaマガジン』を購入する
(ハワイで無料でもらえるLeaLeaマガジンではなく)日本で購入可能な『LeaLeaマガジン』には、LeaLeaトロリー1日乗車券(1名分)のクーポンが付いています。
ロイヤル・ハワイアン・センター内にあるLeaLeaラウンジにて、クーポンとLeaLeaトロリー1日乗車券を交換することで、無料でレアレアトロリーに乗ることができます。
LeaLeaマガジンは1冊650円と「有料」で、1冊に1枚のクーポンしか付いていないので、1日乗車券の為に人数分、購入するだけの価値があるか?と言われたら、ちょっと微妙な感じかもしれません。
ただし、ハワイ情報誌として、お役立ち情報が多数紹介されているのでLeaLeaマガジン – LeaLeaハワイを楽しむ情報満載サイトにて、最新号からバックナンバーまで閲覧ができる為、購入前に内容を確認してみることをおすすめします。
(※電子版のLeaLeaマガジンをざっと読んだのですが、LeaLeaトロリー1日乗車券が見当たりませんでした。紙版限定っぽい感じです)
2.ダイナーズクラブカードを所有する
LeaLeaラウンジの受付にて、ダイナーズクラブカードを提示することで、当日利用可能な1日乗車券がもらえます。
対象になるのはカード会員(本会員・家族会員)に限定されており、例えば自分がダイナーズクラブカードを持っていても、配偶者が家族カードを持っていなければ無料になるのは1人だけで、後は有料で購入する必要があります。
ダイナーズクラブカードの年会費は入会年度でも
本会員:22,000円+税
家族会員:5,000円+税
かかるので、LeaLeaトロリー1日乗車券の為だけにカードを作る人は少ないと思います。
それならば年会費無料のJCBカードを作り、ワイキキトロリー(ピンクライン)をハワイ滞在中にずっと無料で使った方が良いです。
1枚のJCBカードで無料で乗れるのは、カード所有者+同乗の家族(大人1人、11歳以下の子供2名)の最大3名で、人数以内であれば家族カードは必要ありません。
ショッピングセンターの送迎用トロリーバスはサービス終了
ショッピングセンターの送迎用トロリーバス(シャトルバス)としては
【ヒロハッティ ニミッツ本店】ヒロハッティ・ショッピング・シャトル
【Tギャラリア ハワイ BY DFS】DFSギャラリア・トロリー・エクスプレス
があり、近隣のホテルから無料で利用が可能だったのですが、現在は
ヒロハッティ ニミッツ本店→閉店に伴い利用不可
Tギャラリア ハワイ BY DFS→サービス終了
になっています。
記事を公開した時には、Tギャラリア ハワイ BY DFSの公式サイトに「店舗と近隣のホテルとの間を送迎するシャトルを運行しています」の記載があったので、カスタマーサービスに詳細を問い合わせた所
シャトルサービスでございますが、あいにく当ハワイ店ではこちらのサービスは現在行っておりませんもので、
サイトを確認いたしましたところ誤って記載されておりますことが確認できました。
大変申し訳ございません、お詫び申し上げます。
という回答があり、現在は店舗のサービスの「シャトル」は削除されています。
DFSギャラリアには「ロイヤルT by DFS」というメンバープログラムがあり、ステージごとに以下のサービスが受けられます。
JADE(入会条件:5,000ドル):商品をホテルへ配送
RUBY(入会条件:20,000ドル):商品をホテルへ配送、近隣ホテルへ無料送迎
DIAMOND(入会条件:80,000ドル):商品をホテルへ配送、近隣ホテルへ無料送迎
パーソナルドライバーによる近隣のホテル間との無料送迎サービスが利用できるのは、RUBY以上のメンバーになるので、なかなか利用する機会は無さそうですね。
いかがでしたか?
ハワイでトロリーバスを無料で乗るには、
- ワイキキトロリー:JCBカードを所有する
- 旅行代理店のトロリーバス:ツアーに申し込む
- LeaLeaトロリー:日本版『LeaLeaマガジン』を購入する、ダイナーズクラブカードを所有する
の3通りの方法があります。
ちなみにThe Bus(ザ・バス)が無料で乗れるのは5歳以下の子どもだけ。
ABCストアやセブンイレブンでは、4日間乗り放題パスが35ドルで売られており、大人料金が1回2.5ドルを考えると一人あたり15回以上利用すれば元が取れます。
基本的に旅行代理店のツアーに申し込めば、トロリーバスは確実に1つは無料で乗れるので、ハワイ(特にホノルル)での移動手段で困ることは少ないです。