住所変更は引越し前後14日以内に!転出届・転入届・転居届の違いと手続き方法

転出届・転入届

現在住んでいる所から、他へ住む所が変わる場合は、現在住んでいる市区町村の役所で住所に関する手続きを行ないます。

住民票には「住民となった年月日」「住所」「前住所」「住民届出年月日」が記載された項目があり、住民票の情報を更新をする為に「引っ越しにより、住所が変更になった」を報告する届出を提出する必要があります。

引越し後も住所変更をしないままだと、現住所での住民票が取得できず、現住所の証明ができなかったり、役所からの郵便物が届かなかったり、住んでいる地域での選挙権が無かったりと、何かと不便を感じる場合が多いので、忘れずに手続きをしておきましょう。

住所に関する手続きには「転出」「転入」「転居」があり、それぞれ住民異動届を提出することで、各手続きが行なえます。
市区町村区間の引越しは「転出と転入」、同一市区町村への引越しは「転居」とそれぞれ違いがあります。

転出届

転出届

現在住んでいる市区町村から、別の市区町村へ住む場所が変わる(引越しをする)場合、まず現在住んでいる市区町村の役所で「転出届」を提出します。
※住民異動届を記入して、役所窓口で提出すると「転居」の手続きをしてくれるので、正確には「住民異動届(転居)」になりますね。

※同じ市区町村へ引越しの場合は、引越し先の市区町村の役所で「転居届」を提出します。

転入届を提出すると「転出証明書」を交付してもらえます。手数料は無料。私が発行してもらった時は、提出後10分くらいかかりました。
転出証明書は、引越し先の他の市区町村へ転入の届け出を行なう際に必要になるので、大切に保管しておきましょう。

もし既に引っ越し済みで「前住んでいた市区町村へ転出届を提出するのが大変」という場合は、郵送で転出証明書が請求できます。

提出時期

転出(引越し)をする前。

引越し日の約2週間前から受け付けています。
※市区町村によっては「1ヶ月前から可能」という場合もあるので、詳しくはお住まいの市区町村の役所に問い合わせてください。

転出届は「今住んでいるA市からB市へ住所を変更する」という届け出です。
新しい住所が分かっていないと転出届が出せない(=転出届の記入欄が埋められない)ので、詳しい住所を控えておくことを忘れずに。

窓口

今まで住んでいた(住民登録をしていた)市区町村役所の窓口または出張所。

届け出人

本人または世帯主

代理人が届け出を行なう場合は、本人または世帯主からの委任状と、代理人自身の本人確認書類が必要です。

必要なもの

●届出人本人であることが確認できる書類
例:運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳、在留カード、特別永住者証明書など

●印鑑
本人署名(本人が届を記入する)の場合は不要です。

●国民健康保険被保険者証
加入者のみ。会社員で「健康保険被保険者証」を持っている人は必要ありません。
転出日の翌日に資格が無くなるので、転入された市町村で加入手続きを行ないます。

引っ越し済みの場合は郵送で転出証明書を請求

転出の届け出を行なわず、他市区町村へ引っ越した場合に限り、転出前(=引越し前)の住所地の区役所へ、郵送で転出証明書が請求できます。

【届け出人】
本人または世帯主

【送付先】
今まで住んでいた(住民登録をしていた)市区町村役所の窓口サービス担当課

【送付するもの】
●転出届
便箋等などに(1)転出される方の住所、氏名、生年月日、捺印、昼間の連絡先(電話番号)、(2)今までの住所、世帯主、(3)これからの住所、世帯主、(4)本籍、筆頭者の氏名、(5)引越しした日、(6)転出される世帯員、生年月日を記載したもの
郵送用転出届用紙をダウンロードして印刷して記入する方法もあります。
●届出人本人であることが確認できる書類(運転免許証、健康保険証、年金手帳など)の写し
●返送用の封筒に切手を添付したもの

転入届

転入届

提出時期

住所を移した日(=引越し日)から14日以内。

住民異動届(転出)には、届出日は役所などで転入届を提出する日、引越し日は名前通り引っ越した日を記入します。

窓口

住民登録をする(=引越し先)役所窓口または出張所。

届ける人

本人または世帯主

代理人が届け出を行なう場合は、本人または世帯主からの委任状と、代理人自身の本人確認書類が必要です。

必要なもの

●転出証明書

●届出人本人であることが確認できる書類
例:運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳、在留カード、特別永住者証明書など

●印鑑
住民異動届に本人署名をする場合(=届出人が本人)は不要です。

●通知カードまたはマイナンバーカード(個人番号カード)
表面に記載されている住所は旧住所なので、裏面の予備欄に新住所が手書きで書き込まれます。
忘れた場合は後日手続きをしに行っても大丈夫です。

●住民基本台帳カード
持っている人のみ。

●国民健康保険被保険者証
加入者のみ。会社員で「健康保険被保険者証」を持っている人は必要ありません。

●年金手帳
国民年金第1号被保険者のみ

●在留カードまたは特別永住者証明書
外国人住民のみ。

転居届

転居届

同じ市区町村へ引っ越した場合は、転出も転入もしていないので、引越し先の役所に住民異動届を提出して、転居の手続きを行ないます。

手続き方法としては、転出届と大きく変わりません(転出証明書は不要)。

提出時期

住所を移した日(=引越し日)から14日以内。

窓口

住民登録をする(=引越し先)役所窓口または出張所。

届ける人

本人または世帯主

代理人が届け出を行なう場合は、本人または世帯主からの委任状と、代理人自身の本人確認書類が必要です。

必要なもの

●届出人本人であることが確認できる書類
例:運転免許証、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳、在留カード、特別永住者証明書など

●印鑑
住民異動届に本人署名をする場合は不要。

●通知カードまたはマイナンバーカード(個人番号カード)

●住民基本台帳カード
持っている人のみ。

●国民健康保険被保険者証
加入者のみ。会社員で「健康保険被保険者証」を持っている人は必要ありません。

●年金手帳
国民年金第1号被保険者のみ

●在留カードまたは特別永住者証明書
外国人住民のみ。

良くある質問

転入届や転居届の提出は、いつから14日以内?

Q.転入届や転居届は「14日以内」とありますが、具体的にはいつから14日以内なのでしょうか?

A.基本的に「生活の拠点を、新住所に移した日」が1日目に当たります。

例えば「新住所に入居当日に、引越しを全て行ない、すぐに住み始める」のであれば、入居日・引越し日当日が1日目。
また「管理会社からカギを受け取った後、実家から徐々に荷持を運び出す予定だが、生活拠点は実家。後日、本格的に住み始める」という場合は、本格的に住み始めた日が1日目になります。

提出期限の14日以外を過ぎた場合、罰則はある?

Q.引越し後、転入届or転出届の提出期限を過ぎてしまいました。今から提出した場合、罰則はありますか?

A.転居・転入届は引越し後14日以内に提出することが義務付けられています。

住民票の移動手続きは住民基本台帳法第二十二条、二十三条で「引越し日(転入をした日)から14日以内にしなければならないと定められています。

住民基本台帳法 – 法令データ提供システム

14日以内の期限を過ぎてしまった場合は、住民基本台帳法違反になり「過料(かりょう)」が課される恐れがあります(最高5万円)。

必ず罰則が科せられる訳ではなく、猶予期間内(~数ヶ月程度)であれば、役所の人に注意を受ける程度で、過料を納めずに済む場合も多いです。

ただしケースバイケースな所もあるのが事実です。
「過料を課すかどうか」は簡易裁判所が提出が遅れた日数や理由などで判断する為「手続きが面倒だったので、住民票の移動を数ヶ月~数年間していなかった」という場合は、過料として5,000円を払うことになった人も少なくありません。

では「民異動届の提出日から14日以内の日付を記入すれば良いのでは?」とも思うのですが、虚偽の届をする行為は「公正証書原本不実記載罪」に当たり、刑罰は5年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。刑罰(前科が付く)になるので、正直な日付を記入することをおすすめします。実際には職員さんに聞いて、判断を仰いだ方が良いですね。

各種届の提出は恋人に代理人を頼んでも良い?

Q.引越し後に入籍予定です。
役所の取り扱い時間は仕事で、自分では各種届の提出が難しいので、同棲中(予定)の恋人に代理人を頼みたいのですが、可能でしょうか?

A.可能です。
代理人が届出を行なう場合は、本人または世帯主からの委任状と代理人自身の本人確認書類があれば大丈夫。

転入・転居届と婚姻届は同時に提出できる?

Q.引越し日と入籍の日が近いので、できれば転入届と婚姻届を同じ日に提出したいのですが、可能でしょうか?

A.可能です。
婚姻届、転入届または転居届を同時に提出すれば、新姓&新住所の住民票を即時発行してもらえます。

婚姻届は提出した日が入籍日になりますが、住民票の手続きに関する受付は、平日取扱時間内に限られる場合が多いです。
同日中に手続きを済ませたい場合は、役所を訪れる日時に気を付けましょう。

また転入届&転出証明書または転居届は、新住所に生活拠点を移してから14日以内に提出する必要があるので、引越し日と入籍予定日が2週間以上空く場合は、別々に提出した方が過料対象になる心配がありません。

先に転入届、後日婚姻届を提出にすると、住民票に婚姻前の氏名(旧姓)が取り消し線が付いた状態で残ります。

転出届や転入届、婚姻届を別々に提出する場合、順番は何が良い?

【転出届→婚姻届→転入届】【婚姻届→転居届】【婚姻届→転出届→転入届】
婚姻届を提出後、戸籍の変更が反映されるまで約1週間かかるので、婚姻届を提出した役所と別の役所に転入届を提出する場合は名前変更の確認ができない可能性があります。
婚姻届を提出した際に、婚姻届受理証明書を発行してもらい、転入届や転居届と一緒に提出することをおすすめします。

【転出届→転入届→婚姻届】【転居届→婚姻届】
引っ越し後、入籍を行なう場合に当てはまります。
転入届を提出した時には結婚をしていないので、世帯同一にすると住民票の続柄は「同居人」や「未届けの夫(妻)」になり、婚姻届を提出後は二重線が引かれて「夫」または「妻」と記載されます。

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