結婚式を白無垢で挙げるには?費用や髪型など知りたいことまとめ

綿帽子

白無垢は打ち掛けから掛下まで全て白の婚礼衣裳です。

「身の清浄」「婚家の家風に染まる」という意味合いがあり、神前式での婚礼衣裳と言えば白無垢が定番になります。

白無垢に関して、知っておきたいことをまとめてみました。和装婚を考えている人の参考になれば幸いです。

意外と少ない?!白無垢で挙式は10人に1人

新婦の衣裳の種類

挙式、披露宴・披露パーティでの新婦の衣裳は、ウエディングドレスが主流です。

和装の婚礼衣裳では

色打ち掛け:23.1%
白無垢:11.9%
黒引き:0.8%

の順に人気があります。

白無垢を選ぶ人は「10人に1人」と少なめです。

人気の挙式スタイルは「キリスト教式」なのでウェディングドレスを着ることになり、色打ち掛けは披露宴のお色直しでも着る機会があるので、どうしても白無垢は着にくいのです。

その為「結婚式は和装で考えていた」や「馴染みのある神社で挙式をしたいと思っていた」など、和装婚を希望する人に白無垢が選ばれています。

神社だけでなく、神殿が用意されている式場であれば、神前式での挙式は可能です。

ゼクシィの「式場見学予約・ブライダルフェア予約」では、神前式が行なえる結婚式場が紹介されているので、どのような挙式プランがあるのかを一度見てみることをおすすめします。

白無垢の組み合わせ

新婦の衣裳の組み合わせパターンは「ウエディングドレス+カラードレス:53.8%」や「ウエディングドレスのみ(1着):13.4%」からも分かるように、洋装がメインを占めています。

白無垢を含むパターンとしては、以下のような組み合わせが挙げられます。

ウエディングドレス+白無垢+色打ち掛け:2.9%
ウエディングドレス+白無垢:1.5%
カラードレス+白無垢:0.8%
ウエディングドレス+カラードレス+白無垢+色打ち掛け:2.2%
白無垢のみ:0.5%
白無垢+色打ち掛け:0.8%
カラードレス+白無垢+色打ち掛け:1.0%

全国/ゼクシィ結婚トレンド調査2015

披露宴で白無垢を着ても大丈夫?

A.特に問題はありません。
ただし綿帽子や角隠しは挙式時のみに着けるので、挙式後は外します。
挙式と披露宴で髪型や小物を変えたりすると、雰囲気がまた変わって素敵ですね。

色々な人の体験談を読んでみると、白無垢を着るタイミングは「挙式のみ」「挙式とお出迎え」「挙式から披露宴前半まで」が多く、お色直しに別の衣裳を着るのが主流です。

お色直しの衣裳は、ウェディングドレスやカラードレス、色打ち掛け、振り袖など、人それぞれで異なります。

「挙式のみ。披露宴や披露パーティーは行なわない」という場合以外は、2着着るのが定番な感じですね。

お色直しで白無垢は着られる?

A.あまり一般的ではありませんが、する人はしています。

「挙式時は白無垢。披露宴のお色直しで別の衣裳」というイメージがあるので、結婚相手や互いの両親、ウェディングプランナーさんの意見を聞きながら、問題がなければ大丈夫だと思います。

元々白無垢には「嫁ぎ先の色に染まる」という意味があるので、例えばカラードレスや色打ち掛けを着た後に白無垢を着るのは、意味合い的に不自然さは出てしまうので、着る順番には注意が必要です。

手配方法はレンタル一択

白無垢の手配方法は「レンタル」が、ほぼ100%を占めています。

ウエディングドレスやカラードレスでは「購入派」も少なからず居るのですが、白無垢や色打ち掛けのような和装の婚礼衣裳はレンタルで済ませる人が大半です。

白無垢のレンタル先は「利用した挙式、披露宴・披露パーティ会場」または「利用した会場が提携している衣裳店」が主になり、外部の衣裳店やインターネットでの購入orレンタルは、ほとんど利用されていません。

レンタル費用は「17.4万円」が平均相場

白無垢をレンタルする際の全国平均金額は「17.4万円」。

5~10万円未満:11.5%
10~15万円未満:28.2%
15~20万円未満:17%
20~25万円未満:19.7%

が良く選ばれている価格帯です。

【各婚礼衣裳の平均金額】

  • ウエディングドレス:25.0万円
  • カラードレス:22.7万円
  • 色打ち掛け:26.3万円

と比較すると5~10万円ほど安いことが分かります。

ただし「白無垢」単体での金額なので、レンタルや自前で用意する小物によって、全体的な値段は上記の金額以上になることは覚えておきましょう。

白無垢を着る際に必要な小物とは?

白無垢を着る時は、小物も全て白いもので揃えます。
「挙式後の披露宴では、いくつかの小物の色を変える」という人もいます。

小物は「レンタルで借りられるもの」と「購入するもの」に分かれます。

【レンタルで借りられる主要な小物】
●綿帽子or角隠し
●長襦袢
●末広
●筥迫
●懐剣
●かんざし・こうがい
●草履

綿帽子

綿帽子

日本髪(文金高島田など)を覆う、白絹の袋状の被り物です。

綿帽子には「夫以外の人に顔を見せない」という意味があり、使用するのは挙式時に白無垢を着た時だけで、披露宴や色打ち掛けでは着用しません。

角隠し

角隠し

日本髪の文金高島田を帯のように覆う白い布で、主に白無垢・色打ち掛けに合わせます。
綿帽子と同じく、挙式時のみ用いられます。

角隠しには「(怒りを象徴する)角を隠して夫に仕える。清くしとやかな嫁になる」という意味があります。

長襦袢

肌襦袢や裾よけの上に着用する襦袢を「長襦袢(ながじゅばん)」と言います。
肌着→長襦袢→掛下→白無垢……という順番で着付けていきます。

白無垢で用いられる長襦袢は、襟の幅が通常の2倍ある「広衿」など、一般的な着物で着る長襦袢とは形状が微妙に異なります。

末広

末広

末広(すえひろ)は、手に持ったり胸に差したりする扇子のことです。

「末広がりに幸せになるように」という意味があります。

筥迫・懐剣

筥迫・懐剣

▲左が「筥迫」、右が「懐剣」

筥迫(はこせこ)は、薄い箱型の装身具で、胸元にアクセントとして差します。

元々は身だしなみを整えるための化粧道具やちり紙などを入れる物入れとして使われていたもので、武家の風習の名残です。

懐剣(かいけん)は、白無垢や打ち掛けを着る時に帯に指す短剣です。

懐剣袋に白の組紐が付いた形が一般的で、懐剣袋を帯に差して、組紐を胸に垂らします。

「いざという時は女性であっても、自分で自分の身を守る」という意味があり、打ち掛けが武家の花嫁衣裳だったことの名残です。

かんざし・こうがい

かんざし・こうがい

簪(かんざし)は、髪を結う時に使う装身具で、サンゴ、べっ甲、真珠などが使われます。
かんざしを4本差すのが基本です。

笄(こうがい)は、髪をかき上げて髷(まげ)を作る装飾的な結髪用具です。
素材にはツゲ、象牙、べっ甲などが用いられます。

草履

白足袋

婚礼用の草履には、かかと部分が高いものを使います。

白無垢には真っ白な草履を使い、それ以外の色打掛などは朱や金、銀など豪華な色を使った草履を履くことが多いです。

その他必要な小物類

洋装でも同様ですが、肌に直接触れるものは購入するのが一般的です。

衣裳プランによって、レンタル料金に含まれるもの、含まれないものが異なるので、衣裳合わせの時に確認しておきましょう。

●和装下着(和装ブラジャー、和装ショーツ)
●肌襦袢
●裾よけ
●長襦袢
●白足袋
●長襦袢
●帯枕
●帯板
●伊達巻
●腰紐
●ガーゼ・タオル
●和装ストッキング
●白足袋

衣裳合わせの時に、何を用意すれば良いのか確認しておきましょう。

和装下着

和装を着こなすのに相応しい体型に整える為に着用するのが「和装ブラジャー」や「和装ショーツ」です。

ウエディングドレスやカラードレスを着る為に、胸のボリュームアップやくびれを作り上げるブライダルインナーとは真逆で、体を平らにして和装が映える体付きに補正します。

【和装ブラジャー】
スポーツブラに近い形のブラジャーで、フロントでファスナーを留めて着用します。
補正パッドでなめらかな鳩胸に補正することで、見た目をすっきりさせるだけでなく、着崩れを防いでくれます。

サイズはS~L展開で、値段は3,000~6,000円ほど。
普段からあまり着物や浴衣を着ない人は、スポーツブラで代用することも多いです。

【和装ショーツ】
ロッチ部分が「股割れ」になっており、スナップボタンやマジックテープで付けたり外したりでき、履いたままでもトイレを済ませられます。

和装下着の一つとして紹介してみましたが、入手の難しさや挙式の所要時間などを考えても、実際に利用する機会はほとんどないと思います。

肌襦袢(はだじゅばん)

ブラジャーやショーツの上に直接着ける肌着で、サラシやガーゼ、ちりめんの生地で仕立てられています。

女性の肌襦袢には赤色や薄紅色もありますが、礼服用には「白」が使われます。

裾よけ

着物の裾(すそ)が痛むのを防ぎ、裾さばきを良くする腰巻きが「裾よけ」です。

肌襦袢と裾よけが一体型になったワンピースタイプは、ウエストラインにもたつきが無く、スッキリとしてかさばり感がありません。

帯枕

帯枕は帯の膨らみを出す為に使われるもので「帯山」とも呼びます。紐付きのものが使いやすいです。

帯板

帯にシワができないように差し込まれる板状の和装小物です。

一般の着物の帯板よりも、白無垢用は幅が広いものを使います。

腰紐

着物の丈に合わせて、腰などで結ぶヒモのことです。
体型に合わせて4~6本、必要になります。

ガーゼ・タオル

和装ブラジャーと同じように、着崩れ防止や体型補正用に使います。

和装ストッキング

つま先とカカト部分がなく、土踏まずの部分にヒモを引っ掛けて着用する膝上ストッキングです。

「トレンカの膝上ストッキングver」をイメージしてもられば、分かりやすいと思います。

和装ストッキングは

  • 足さばきが良くなる
  • 裾がめくれた時に足が見えるのを防ぐ
  • 防寒対策になる

という目的で利用されています。

普通の膝丈ストッキングだと、足袋を履いた後は歩きにくくなるので、特殊な形をした和装ストッキングが利用されます。

普段から着物を着ている人でも「和装ストッキングを使ったことがない」と言う人もいるくらい、和装小物の中でもマイナーな存在です。

成人式で振り袖を着た人の中には、和装ストッキングを利用したことがある人もいるかもしれませんね。

着物専門店でも取り扱いがない可能性も少なくないので、貸衣裳店で購入できるかどうか、確認しておきましょう。値段は1足あたり500円前後。

また「洋装用の膝丈ストッキングや五本指ストッキングでもOK」や「ストッキング類は必要ない」という場合※もあるので、こちらも要確認です。

※特に披露宴やお色直しで洋装をする予定がある場合に多い。

白足袋

白足袋

白足袋は、挙式のような慶弔の行事で用いられる最も格の高い足袋です。

黒足袋・色足袋は普段着にしか合わせられないので「白足袋=礼装用」になります。

足袋はつま先が親指とそれ以外の指で二つに分かれており、足首部分にある留め具「小鉤(こはぜ)」で留めて着用します。

大抵のお店で取り扱いのある和装小物ですが、結婚式など特別な礼装用に使う用の白足袋もあるので、品質や格にこだわる場合は店員さんに「婚礼用の白足袋を探している」と伝えた方が安心ですね。

白無垢に合う髪型

白無垢を着た時の髪型には、伝統的な文金高島田や尾長だけでなく、最近は「洋髪」も人気があります。

文金高島田

文金高島田

高島田(たかしまだ)は日本髪の島田髷(しまだまげ)の一つで、高島田の中でも最も格の高いのが「文金高島田」です。

挙式で花嫁が白無垢を着る時の代表的な髪型で、簪や笄(こうがい)など飾りを差します。

文金高島田を結う際は、自分の髪をどこまで使うかどうかで「地毛」「半カツラ」「全カツラ」に分かれます。

披露宴のお色直しで髪型を変更する場合、地毛だと洋髪に結い変えるのには時間がかかりますが、できないことはありません。

尾長

尾長(おなが)は髪を一つに束ねて後ろに長く垂らした髪型で、文金高島田と一緒に結います。

色打掛と組み合わせることが多い髪型ですが、白無垢でも結われることがあります。

洋髪

「カツラを被ることに抵抗がある」
「披露宴は洋装を考えているが、日本髪から洋髪に変更すると手直し料金が高い」
「日本髪から洋髪への再セットは時間の都合上、無理だと断れた」

などの理由から洋髪を選ぶ人は多いです。
最近は白帽子や角隠しなしの洋髪で結婚式を挙げる人も少なくありません。

アップスタイルにした髪に、大振りの花や簪(かんざし)を付けるのが主流です。

洋髪+白無垢に関しては「洋髪でも白帽子はかぶれるのか?」という質問が良く聞かれます。

※格式ある神社や結婚式場では「必ず白帽子を着用すること」になる場合もあるのです。
ちなみに「角隠し」は日本髪ではないと難しいです。

1.後ろにボリュームがあり、ハードスプレーなど使った固い髪型にする。
2.「綿帽子サポートセット」を利用して、アップにした洋髪に金属製のスティックを挿して、上から綿帽子を被せる。
3.白絹ではなくオーガンジー生地のふわっとした軽い綿帽子を利用する。

……などの方法を利用すれば、洋髪でも綿帽子はOKです。
ただし2だと「挙式時に綿帽子がずれたり、落ちたりしても、式の途中で直せない」というデメリットが付いてきます。

洋髪で綿帽子は「美容室の取り扱い次第」や「美容師さんの技術次第」、「希望の髪型次第」な部分が大きいので、衣裳合わせや美容相談の際に確認しておきましょう。

良くある質問

「赤ふきの白無垢」とは?

A.「裾や袖のラインや綿帽子の内側が赤色の白無垢」のことです。
袘(ふき)は裏地部分が表に見えている部分で、表地の端の痛みや汚れを防いだり、重しの役割を果たしたりします。

赤色(朱色)は、魔を跳ね除けて災いを防ぐ色です。
色合いが紅白になるので縁起が良く、顔映りを良くする効果もあります。

白無垢よりもまだまだ一般的ではなく、取り扱いのあるお店や品揃えが限られている場合があります。

妊娠中でも白無垢はOK?

A.問題ありません。
白無垢は着膨れするので、お腹が目立たず、妊娠していることは分かりにくいです。
着付け担当の方に妊娠中であることを伝えておけば、お腹に負荷をかけないように着付けてくれます。

ただし妊娠中の白無垢には、気を付ける点がいくつかあります。

・重くて、着慣れない白無垢やカツラを着用する為、具合が悪くなったり、違和感を覚えたりする時は近くにいる介添人やウエディングプランナーに声をかける。
・つわりや体調不良でシンドい時は時期をずらしたり、短時間で挙式が終わるように挙式プランを立てたりする。
・妊娠後期になるとトイレが近くなるので、着付ける前にトイレに行っておく。

これはウエディングドレスを着る時にも当てはまることなので「妊娠中だから、白無垢は無理」と諦める必要はありません。

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