新郎新婦の生い立ちや趣味など二人に関する情報を紹介する「プロフィールパンフレット」。
披露宴で使用するペーパーアイテムの一つで、席次表と合わさった形式のものが一般的です。
親戚、友人、上司など、様々な人が集まる披露宴だからこそ、互いの招待客に「どのような人と結婚するのか?」を紹介したいもの。
また意外と披露宴の待ち時間、空き時間が長いので「簡単な読み物」としての暇つぶしにも有効活用できます。
【プロフィールパンフレットの作成手順】
1.手作りか業者に発注するか決める
2.デザインや文面、写真を考える
3.手作りまたは発注
4.挙式前日までに結婚式場へ発送する(持ち込み)
プロフィールパンフレットの形式
- 席次表の中に入っているもの:85.3%
- 雑誌・冊子風のもの:5.9%
- プロフィール単独のもの:3.6%
- 新聞風のもの:1.0%
- その他:2.1%
参考資料:ゼクシィ結婚トレンド調査2016「プロフィールパンフレットのスタイル 全国(推計値)」
実際にゼクシィ結婚トレンド調査2016のデータを見ても、圧倒的に人気なのが、席次表やメニュー表と兼ねているものです。
依頼先が「会場または会場の提携事業者」に頼む場合は、ほぼ席次表の中に入っているタイプになり「外部の事業者」や「自分たちで手作り」になると、雑誌・冊子風のタイプを選ぶ人も少し多くなります。
依頼する?自分たちで手作り?
【プロフィールパンフレットの依頼先】
- 会場または会場の提携事業者に頼んだ:39.6%
- 外部の事業者に頼んだ:13.3%
- 友人・知人・親族の手作り:1.0%
- 自分たちで手作り:44.3%
「依頼した」と「手作りした」の比率は半々です。
元々プラン内容にペーパーアイテムやプロフィールパンフレットが組み込まれていれば、式場での打ち合わせ時に頼めば良いのですが、席次表に新郎新婦のプロフィール欄が無かったり、別途作成が必要だったりすると、依頼か手作りかを考える必要があります。
プロフィールパンフレット1の平均作成費用は「1部310円(全国 推計値)」。
披露宴の招待客の平均人数が75.5人なので、合計23,405円かかる計算になります。結婚式場のパッケージプラン内に「席次表」が入っていれば、プロフィールパンフレットも込みだと思うので、それほど金額を気にしなくて良いです。
依頼先によって平均金額も変わってきます。
【依頼先別の平均金額】
会場または会場の提携事業者に頼んだ:657円
外部の事業者に頼んだ:463円
友人・知人・親族の手作り:205円
自分たちで手作り:120円
自分たちで手作りするのが最も安上がりな方法ですが、その分、作成から印刷まで全て行なう必要があるので、手間と時間がかかるのがデメリットです。
特に席次表と兼ねている場合、誰が出席・欠席するのか、式直前になるまで確定しないことが多く、最後の方まで作業に追われることになります。
また二人の写真を載せる場合は、自宅プリンターの性能によっては、キレイに印刷されない場合もあり、インク代や紙代、その他の手間を考えると「外部の業者に依頼した方が良かった」という声も聞きます。
会場や会場提携業者での取り扱いが無い場合は「自分たちがどのようなプロフィールパンフレットを作りたいか?」によって、業者に頼むか手作りするかを
プロフィールパンフレットの内容
席次表・プロフィールパンフレットを含むペーパーアイテムの内容は以下の5項目で構成されています。
- 表紙
- 挨拶文
- 新郎新婦プロフィール
- メニュー表
- 席次表
- 新居案内
サイズはA4、A5、B5を中心に利用されています。
折り方が「三つ折り」と「二つ折り」によって構成が微妙に異なります。
【三つ折り】
表・裏:表紙/挨拶文/新郎新婦プロフィール/メニュー表
中:席次表
【二つ折り】
表:表紙
中:席次表
裏:メニュー表/挨拶文/新郎新婦プロフィール
好みのデザインや「どのような内容を盛り込むのか?」、「その内容を掲載する為に、どれだけのスペースが必要になるのか?」で、折り方も考えてみてください。
挨拶文
挨拶文は招待客へ送った招待状の文面とほぼ同じものです。
新郎新婦から招待状へ向けた挨拶になるので「披露宴に来てくださってありがとうございます」と「これからもよろしくお願いします」の2点を抑えた内容になります。
挨拶
本日はご多用のところ 私たちのためにお集まりいただき
本当にありがとうございます
短い時間ではございますが
今まで支えてくださった皆さまに
感謝の気持ちを伝えられたらと思います
まだまだ未熟な私たちでありますが
これから支え合い 明るく楽しい家庭を築いていきたいと思います
今後ともよろしくお願いいたします
……というのが挨拶文の定形です。
新郎新婦プロフィール
新郎新婦プロフィールは招待客に「どのような相手と結婚をするのか?」を伝える目的で設けます。
特に披露宴中、結婚式ムービーや司会者からの新郎新婦の紹介が無い場合はあった方が良いですね。また映像や口頭だけで見たり聞いたりするだけでは、忘れてしまいやすいので「書面で残せる」というメリットもあります。
プロフィール欄の定番内容は以下の通りです。
- 生年月日
- 血液型
- 出身地
- 趣味・特技
- お互いの第一印象
- 思い出の場所
- お互いへ一言
新郎新婦プロフィール欄のスペースや招待客の顔ぶれを考えながら、二人らしい内容に仕上げてみてください。
載せる写真は前撮りで撮った写真を使用するのが定番人気ですが、スナップショットや子どもの頃、自分の人柄が分かる小物などの写真を使う人もいます。