結婚時に提出するのは婚姻届!入籍届との違いは?

婚姻届と入籍届

結婚する時に、役所の戸籍係に提出するのは「婚姻届?」「入籍届?」

結婚報告をする際に「入籍しました」という言葉が使われることが多いのですが、入籍には2通りの意味があります。

1.既にある戸籍に誰かが入ること。戸籍法上の「入籍」。
2.男女が婚姻届を提出して新しい戸籍を作り、そこに入ること。

婚姻届を提出・受理されると「親の戸籍から抜けて、二人の新しい戸籍を作る」ことになるので、厳密に言えば戸籍法上の入籍とは違います。

戸籍法上の入籍は、例えば
「子どもが誕生したので、出生届を提出して、夫婦の戸籍に子どもが入る」
「養子縁組をするので、養子縁組届を提出して、夫婦の戸籍に子どもが入る」
という時に使われます。

結婚前の戸籍は「両親、兄弟姉妹(未婚)と自分」、結婚後の戸籍は「自分と結婚相手」になり、どちらかの家の戸籍に片方が入るという訳ではありません。

良く「○○○家に嫁ぐ(結婚して相手の家に入る)」という言い方がありますが、正しくは「選んだ氏の人(夫または妻)が戸籍筆頭者になった新しい戸籍に二人が入る」です。

その為、役所の窓口で結婚に必要な書類をもらおうと思って

結婚するので「入籍届」を下さい!

と言うのは間違いなので、婚姻届をもらいに行く時は注意して下さい。

ちなみに、離婚や分籍※の前歴があれば、自身が戸籍筆頭者なので、婚姻届の提出で自身の戸籍に配偶者を入れることになれば「入籍」とも呼べますが、あまり一般的ではありません。

※分籍(ぶんせき):届出人を筆頭者とする新たな戸籍を作ること。(未婚の)子どもが親の戸籍から抜ける時などに使われる。

入籍届とは?

入籍届

入籍届とは親と氏(名字)が異なる子どもが、異なる氏の親の戸籍に入る時に必要になる届け出のことです。

提出をする人(=届出人)は子どもで、15歳未満の場合は親権者(法定代理人)になります。

入籍届を提出するケースは色々あり、代表的な例をいくつか紹介します。

離婚して子どもを引き取ることになった。

離婚届の提出だけだと、自分だけが除籍されて、父親と子どもは同じ戸籍・氏のままなので、子どもの氏を変更して、自分の戸籍に入れたい。

再婚の際、女性に連れ子がおり、養子縁組はしないが、同じ戸籍に入れる(連れ子に自分の氏を名乗らせる)。

未婚のまま子どもを出産した。
父親が認知してくれたので、子どもを父親の戸籍に入れる。

など、上記のような時に入籍届の提出を行なうので、結婚した時の「婚姻届」、子どもが生まれた時の「出生届」、養子縁組した時の「養子縁組届」とは、また異なります。

自分が結婚や出産した後に必要になる可能性のある届けなので、未婚や未出産であれば、入籍届を使う機会は無いです。

まとめ

婚姻届と入籍届は全く違うものです。

【結婚届】
結婚する時に提出する届け出

【入籍届】
親と氏(名字)が異なる子どもが、異なる氏の親の戸籍に入る時に必要になる届け出

戸籍法上の「入籍する」は「既にある戸籍に誰かが入ること」なので「結婚後、子どもができて、自分たちの戸籍に入れる」という時に使います。

ただし一般的には入籍を「結婚」の意味合いで使うことも多いので「結婚する時に必要な届け出は婚姻届とさえ覚えておけば良いと思います。

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