婚約記念品とは、婚約の証として贈られる品物のことです。
具体的には、お互いが結婚を意識した後に
- 本人同士だけの時に渡し合う
- 略式結納などの結納時に結納品の一つとして添える(男性側)、結納金の半返しとして渡す(女性側)
- 両家の顔合わせ(食事会)の席で交換する
- 婚約パーティーの開催時に演出としてお互いに渡し合う
という場面で用いられます。
男性から女性への婚約記念品は「指輪」が代表的ですが、女性側の要望によっては、それ以外の品物も贈られています。
また婚約指輪をもらう(もらった)ことに対して、女性から男性へ「お返し」の気持ちを込めて、婚約記念品を贈る場面もあります。
結納品や結納金であれば、地域ごとに贈るものが決まっていて楽なのですが、では婚約記念品として何を選べば良いのでしょうか?
「男性から女性へ贈る婚約記念品」と「女性から男性へ贈る婚約記念品」の両方を見てみたいと思います。
目次
男性から女性へ贈る婚約記念品
- 指輪(婚約指輪):89.8%
- ネックレス:6.1%
- 時計:3.2%
- ピアス・イヤリング:1.1%
- その他:3.6%
参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2015
指輪(婚約指輪)
婚約記念品で圧倒的に人気が高いのが婚約指輪です。
何らかの理由で「婚約指輪は要らない」とならなければ、約9割の人が婚約指輪を選んでいます。
やはり結婚に憧れがある女性にとって「婚約指輪」は贈られて最も嬉しい婚約記念品であるのと、男性がプロポーズ用に何か用意したい時に「指輪」を考える人が多いことが良く分かります。
ネックレス
婚約指輪以外の婚約記念品として二番目に選ばれているのがネックレスです。
例えば上質なパールの一連ネックレスは、結婚式のウエディングアイテムの一つとして活用できるだけでなく、将来的な冠婚葬祭の時にも長く使えます。
母や祖父母から譲られる機会も多いパールのネックレスですが、色違いや長さ違いで、新しいものを用意する良いタイミングとも言えますね。
「婚約指輪は付ける機会が少なそうなので避けたいけれど、大粒のダイヤには憧れがある」という場合にも、ネックレスはちょうど良い選択ではないでしょうか。
またネックレスはイヤリングやピアスとのセット商品が多いので、予算的に余裕があれば、お揃いで用意すると統一感が出ます。
ネックレスとイヤリングのセットでも、婚約指輪の相場よりも安く買いやすいので「婚約記念品を贈りたい(もらいたい)けど、指輪は予算的に厳しそう……」という時にもおすすめです。
腕時計
仕事や好みの関係で「アクセサリーを身に付けることが少ない」や「できれば実用品が良い」という場合は、腕時計が選ばれています。
デザインさえ気を付ければ、TPOを選ばず、毎日のように使う機会に恵まれるので「さり気なく婚約記念品を身に付けたい」と思うのであれば、腕時計はかなり使い勝手が良いですね。
男性の婚約記念品と合わせてペアウォッチにするのも素敵です。
婚約記念品の平均相場は?
参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2015
婚約指輪の平均相場は34.0万円で「20~40万円未満」がボリュームゾーンになります。
他の婚約記念品も、婚約指輪と同価格の商品を選ぶようにすれば、見劣りがしません。
女性から男性へ贈る婚約記念品
- 腕時計
- スーツ
- スーツ小物
- 家電
婚約指輪と交換で渡すものなので「末長く愛用できる」という基準で選ぶのが大前提です。
そして男性へ渡す婚約記念品は「上質で実用的なもの」が好まれる傾向にあります。
腕時計
男性の婚約記念品で一番人気なのが腕時計です。
時間が経つと共に使えなくなることを避けたいならば「腕時計」が第一候補に挙がり、普段からも身に付けやすいアイテムと言えます。
ブランドによっては婚約指輪と腕時計の両方を取り扱っている場合も多いので、互いに身に付けるアイテムは違いますが、同ブランドで統一すれば「お揃い」感が出ます。
また女性に「アクセサリーは身に付けないので、婚約記念品は腕時計が良い」と言われたら、それこそ「ペアウォッチ」を選ぶのも良いですね。
スーツ
腕時計と比較すると「長年使えるもの」ではありませんが、結婚記念品として定番の人気があるのが「スーツ」です。
ビジネスシーンでスーツを着る機会が多いならば、いつもは購入しないような少し高価なブランドのスーツやオーダーメイドスーツにすれば、婚約記念品に相応しい「特別感」があり、体型が大きく変わらない限りは長く愛用してもらえます。
また普段はスーツを着る仕事に携わっていなくても、婚約・結婚後は何かとスーツを着ることが多くなるので、これを機会に新調をするのも良いかもしれません。
スーツ小物
スーツはたくさん持っていても、意外とカフスボタンやネクタイピンなどの「スーツ小物」までは、それほど持ち合わせが無いものです。
カフスボタンやネクタイピンの中には、ダイヤやダイヤ柄の商品もあるので、さり気なくお揃いを身に付けることも難しくありません。
また結納や顔わせ(食事会)の際に、婚約指輪と交換するのであれば、スーツよりも持ち運びがしやすく見栄えも良い、スーツ小物の方が利便性が高いですね。
家電
TV、デジカメ、パソコン、AV機器など、今後一緒に住むことを想定して、服飾品ではなく、実用的な家電製品も選ばれています。
婚約記念品の持つ「一生もの」感は減りますが「男性に何か特別な品物(=婚約記念品)を渡さない代わりに、新生活で必要なものを購入する」という方法も充分に選択肢の一つとしては有りです。
金額相場は「婚約指輪の半額程度」
男性の婚約記念品の金額相場は女性へ贈った婚約記念品の金額の1/2程度が目安です。
婚約指輪の平均価格が34万円なので、男性への婚約記念品は約17万円(10~20万前後)。
結納を行なう場合、結納金の半返しが「半分の金額(半額相当の品物)」なので、それに倣う形と考えれば分かりやすいです。
いかがでしたか?
婚約記念品の選び方については男性から女性へは「婚約指輪」、女性から男性は「腕時計」を、まず抑えておけば大丈夫。
「それ以外の品物が良い」と言われたら、良くよく話し合って、お互いに納得がいくものになるように取り計らいます。
後は百貨店などに行って、どのような商品があるのかを一通り見て、価格やデザインが気に入ったものを探してみましょう。
購入時に店員さんに「婚約記念品として贈るものなので、熨斗や水引を付けて欲しい」と伝えれば、寿に結び切りの水引付きの熨斗で包装してくれます。
「婚約指輪がどこに売っているのか知りたい」という時は、ゼクシィの「婚約指輪 結婚指輪」から、簡単に最寄りの店舗検索&来店予約が行なえます。
混雑しがちな人気ブランドでも事前に予約をしておけば、スムーズに相談ができるので、1日に何軒もお店を見に行きたい時にも便利です。
商品券のプレゼントや指輪のグレードアップなどの特典が受けられるショップもあるので、お得に賢く活用してみて下さい。