結婚の取り止め、婚約解消(破棄)が決まった後に本人と親がすべきこと

婚約解消

結婚式や新生活の準備を進めるにあたり「この人と結婚するのは無理だ」と思ったり、結婚直前に重大なことが判明して、今後の結婚生活に先行きが見えなくなったりすることがあります。

相手や親、信用できる人と話し合った結果「婚約解消(婚約破棄)」になった場合は、早めに手続きや報告を行ないます。

婚約解消後にすること

式場などのキャンセル手続き

式場や新婚旅行など、キャンセル料が発生する案件には、できるだけ早く手続きを行ないます。

予定日から近ければ近いほど、キャンセル料が高くなり、ほぼ満額の支払いになることもあるので、婚約解消を 

キャンセル料は婚約解消の理由を作った方が支払うのが原則です。
両方が納得して婚約解消をするならば、折半をしても良いでしょう。

婚約解消の報告をする

婚約解消が決まったら、関係者に報告とお詫びを行ないます。

【本人が報告】
以前、結婚のご報告を申し上げましたが、この度、やむを得ない事情がありまして、婚約を解消することになりました。

お言葉だけではなく、挙式に際してお忙しい中で日程調整をしていただきましたのに、このような事態になりまして、大変、心苦しく思っております。

後日、改めてご挨拶させていただきますが、取り急ぎ、ご報告を申し上げました。
何とぞ、ご理解下さいますよう、よろしくお願いいたします。

【親が報告】
長女(名前)のつきましては、大変お世話になっており、ありがとうございます。

色々ありまして、婚約を解消することになりました。
今まで様々な心遣いを頂いている中で、このような話になりまして誠に申し訳ありません。

改めて後日、お伺いしてご挨拶をと考えておりますので、まずは電話にてお知らせさせていただきました。

婚約解消の原因については「色々ありまして」「やむを得ない事情がありまして」と内容をぼかして伝えます。

トラブル内容を具体的に話したり、相手側を非難、誹謗中傷したりするのは、良くありません。

突っ込まれて聞かれた場合でも「お互いの結婚観の相違を埋められなく」や「将来の生活設計に違いが大きくて」くらいの内容に留めておきます。

【仲人】
仲人宅に直接出向いて事情を説明。お詫びとお礼をします。
表書きに「薄謝」と書いた熨斗袋に、謝礼相当の金額を入れて渡します。

双方が納得して婚約を解消する場合は、二人そろって仲人へ挨拶に伺います。

それが難しい場合は

  • 双方または片方の親が出向く
  • 婚約解消を申し出た側だけが出向く
  • 親しい方が出向き、もう一方は手紙を書いて送る

という方法もあります。

薄謝は双方の折半が基本ですが、一方に非がある場合は全額負担になります。

【主賓】
婚約解消を申し出た方が、お詫びと断りを行ないます。
直接出向くのが筋ですが、難しければ電話で伝えます。

【挙式や披露宴で特別な用事を頼んだ人】
司会者、受付、スピーチ、余興などを頼んだ人には、頼んだ側がお詫びと断りの連絡をします。

婚約解消通知書を送る

婚約通知や結婚式・披露宴の招待状を出した人宛には、婚約解消通知書を送ります。

婚約の解消を伝えるものなので、婚約破棄の理由や経緯などを書く必要はありません。お詫びの言葉を添えることを忘れずに。

拝啓
(時候の挨拶)、お元気でお過ごしのことと思います。

さて、突然ではありますが、この度、事情により、私と(相手の名前)さんは婚約を解消することになりました。

温かい言葉をいただきながら、このような次第になり、誠に申し訳ありません。

恐れ入りますが、先日送付いたしました招待状は破棄していただきたく存じます。

どうか今後とも、変わらぬご指導のほどお願い申し上げます。

敬具

平成○年○月○日
(自分の名前)

前略

突然ですが、○月○日に挙式・披露宴を予定していましたが、この度、婚約を解消することにいたしました。

温かい言葉やお品を頂戴しながら、お気持ちに添えなかったことを、心から申し訳なく思っております。

誠に勝手ながら、今後とも、ご交誼のほど、お願い申し上げます。

まずは書面にて、ご報告とお詫びを失礼いたします。

草々

平成○年○月○日
(男性の名前)
(女性の名前)

差出人は「相手との連名」または「自分の名前だけ」のどちらでも構いません。
相手との連名で全員宛に送るのが望ましいのですが、それが難しい場合は「自分の名前だけ」を書き、各自で自分の関係者宛に送ります。

また「本人たちの理由ではなく、家の事情で婚約解消」や「親の関係者に宛てる」という場合は、個人と親の連名にすることもあります。親と連名にする場合は「親→子ども」の順。

相手から貰ったものを返却する

結納時や交際・婚約期間中に贈りあった物は、基本的に全て相手に返します。

見合い写真、家族書・親族書、結納金※、結納品、婚約記念品など。

※婚約破棄の理由が男性側にある場合は、結納金の返却を辞退するのが一般的です。

婚約指輪や腕時計、スーツなど、返されても困るものに関しては、同額程度の現金や商品券を渡します。

お祝いを返す

お祝い金を頂いた人には、お詫びを含む婚約解消の報告をした上で、同額の現金または商品券を渡します。

また品物を頂いていた場合は、それに見合う同額の現金または商品券などで返します。

費用の精算

結婚準備で支払った料金、負担した費用を精算します。

新居、家具、家電、挙式・披露宴、新婚旅行など。

基本的に二人が折半しますが、婚約解消の理由が一方的な場合や一方に非がある場合は、全額負担になることもあります。

レシートや申込書、見積書と照らし合わせながら、きっちり精算すると、後々の揉め事が少なくて済みます。

婚約解消の前に考えたいこと

マリッジブルー

「結婚を止めたい」「婚約を解消したい」と思う原因の一つにマリッジブルーがあります。

マリッジブルーとは「結婚を控えた人が、将来について不安に感じたり、憂鬱になったりすること」で、結婚を決意したカップルの半数以上が何らかのマリッジブルーになると言われます。

「私は本当にこの人と結婚して大丈夫なのだろうか」
「何もかも環境が変わる中で、私は上手くやっていけるだろうか」

と思う気持ちが大きくなり過ぎると、何もかもが嫌になり「婚約解消」も考えてしまうのです。

マリッジブルーは時間が経ったり、人と話をしていったりする中で、徐々に解消されるものですが、深刻な状態が続けば、鬱病にもつながってしまいます。

時間をかけて解決したかったり、一度、立ち止まって考えてみたかったりする時は、すぐに婚約解消を選ばず「挙式や新居への引っ越しを延期する」という方法もあります。

延期になれば「お金、違約金、キャンセル料」、「お世話になっている人」、「世間体」など、気になることも多々出てくると思いまずが「自分の今後」や「幸せになれるかどうか」を一番に考えるべきではないでしょうか。

メッセージ・質問などをお待ちしています

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。