婚姻届の提出時にマイナンバー(通知カード・個人番号カード)は必要?

婚姻届とマイナンバー

婚姻届の提出時に持参するものとして、一部の自治体では「マイナンバー(通知カード、個人番号カード)」と記載されている場合があります。

マイナンバー(個人番号)とは「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づいて、個人の識別番号として各市町村や特別区から住民一人ひとりに指定される12桁の番号のことです。

マイナンバーが記載されているカードは、以下の2種類あります。
 

【通知カード】
個人番号を知らせるお知らせする緑色の紙製のカード。
2015年10月以降、住民票に登録されている住所宛に簡易書留で届いています。

【個人番号カード(マイナンバーカード)】
希望者の申請により発行されるプラスチックカード。
顔写真付きで本人確認書類(身分証明書)としても使えます。

個人番号カード(マイナンバーカード)は、通知カードと引き換えに作成される為、手元には「通知カード」または「個人番号カード」のどちらかを持っている状態だと思います。

では、具体的に、婚姻届の提出時になぜ通知カードや個人番号カードが必要になるのか?について説明していきたいと思います。

カードの氏名変更手続きが同時に行なえる(住所地の役所に婚姻届を提出する場合)

通知カード(裏面)

通知カードや個人番号カードには、自身の「氏名」が記載されています。

結婚によって自分の名字が変わる場合は、通知カードや個人番号カードに記載されている氏(名)の変更の手続きを行なう必要があり、婚姻届の提出時に各カードを持参すると、その場で

ただし、氏名変更は住所地(住民票に記載された住所)の市区町村役所で行なうので「婚姻届を提出する役所がどこか?」によって、婚姻届の提出時に通知カードや個人番号カードの持参が必要かどうかが違ってきます。

婚姻届を提出する予定の役所は……?

1.住所地の役所と同じ
そのまま通知カードや個人番号カードの氏名変更が行なえるので、持参する必要ありです。
「通知カード表面記載事項変更届」を書かなくても「カードの氏名変更もお願いします」と伝えれば対応してくれます。

ただし役所の開庁時間外に婚姻届を提出した場合は、氏名変更の手続きができない(事務作業が行なえない)ので、改めて開庁時間内に役所を訪れて、氏名変更手続きをする必要があります。

2.住所地の役所とは異なる(例:本籍地の役所、リゾート婚など旅行先の役所など)
別途、住所地の役所で各カードの氏名変更手続きが必要になり、婚姻届の提出時にカードの持参は必要ありません。

住所地の役所に行く機会があるのは、婚姻届の提出後の内容が反映された新しい住民票を取得したり、住民異動届(世帯変更)の届け出をしたりする時なので、合わせて氏名変更を行なえばOKです。この時も「通知カード表面記載事項変更届」を書かなくても「カードの氏名変更もお願いします」と伝えれば対応してくれます。

本人確認書類として利用する(個人番号カードのみ)

身分証明書としての取り扱い

身分証明書としての取り扱いについて(PDFファイル) – 内閣府

個人番号カードには、顔写真、氏名、住所、生年月日、性別が記載されており、本人確認の為の身分証明書として利用できます。

婚姻届の提出時には、届出人の「本人確認」が行なわれるので、その際に使用することが可能です。

一方、通知カードは「個人番号を確認する為のカードなので、身分証明書としての使用はできない」とあり、通知カードを持っている場合は本人確認書類としては使えず、氏名変更手続きの為に持参する、という意味合いになります。

ちなみに個人番号カードを含めて、婚姻届の提出時に本人確認書類を一切持参しなくても、婚姻届の提出後1週間ほど経つ頃に「婚姻届が提出されて、受理されました」という内容が書かれた「婚姻届受理通知書」が封書で届くので、本人確認書類が絶対に必要な訳でもありません。

ただし後々の手続きなどを考えると、やはり本人確認書類は持参した方が良いので、忘れずに持っていくことをおすすめします。

関連記事:婚姻届の受理を確認するには?自分や親の入籍日を知りたい時にも使える方法

婚姻、協議離婚、養子縁組、養子離縁、認知の5つの届出(以下「婚姻等の届出」といいます。)について、戸籍の窓口に来られた方の「本人確認」を必ず行うことになります。そして、届出のご本人であることの確認ができなかった場合には、確認できなかったご本人(届出人)に対して、「婚姻等の届出」が受理されたことを、届出人の住所地に郵送等により通知することになります。

【一般的な手続の流れ】
(1) 窓口で本人確認ができた場合
市区町村役場に届出 → 本人確認完了 → 書類審査 → 受理決定
(2) 窓口で本人確認ができなかった場合(郵送による届出を含む)
市区町村役場に届出 → 書類審査 → 受理決定 → 届出人に通知書発送

引用:戸籍の窓口での「本人確認」が法律上のルールになりました – 法務省

婚姻届にマイナンバー記入欄は無し

婚姻届

ちなみに婚姻届には現状、マイナンバーを含めて、特定の番号の記入を求められる欄はありません。

あくまでも本人確認の為の身分証明書や氏名変更手続きの際に持参するものという考え方で大丈夫です。

まとめ

婚姻届の提出時にマイナンバーが必要になる理由は「結婚による氏名変更と通知カードや個人番号カードとの兼ね合い」によるもので、

・婚姻届の提出によって、氏(名)が変わるので、氏名変更の記載修正の為に、通知カードや個人番号カードを持っていく。
・住所地の役所に婚姻届を提出する場合は、各カードの氏名変更手続きが同時に行なる。
・住所地以外の役所に婚姻届を提出する場合は、住所地の役所で氏名変更手続きを行なうので、持参は特に必要なし。
・個人番号カードは本人確認書類としても使える。

という感じで捉えておけば良いと思います。

本人確認書類 氏名変更
通知カード 使えない 必要
個人番号カード 使える 必要

今まで氏名変更が必要な本人確認書類としては、運転免許証や健康保険証、パスポートなどのイメージが強かったのですが、マイナンバーの導入によって、通知カードや個人番号カードも行なう必要が出てきました。

各自治体のWebサイトを見ると、婚姻届の届出時に持参するものに「マイナンバー(通知カード、個人番号カード)」が記載されていない場合も多いので、婚姻届の提出先が住所地の役所であれば、通知カードや個人番号カードも忘れずに持っていきましょう。

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