ゲストに喜ばれる引き出物・引き菓子の選び方は?定番人気や金額相場など抑えたいポイントまとめ

引き出物

引き出物や引き菓子は、結婚式や披露宴に参加した招待客に対して「本日はありがとうございました」という気持ちを込めて贈るものです。

招待客の皆さんに「良い式・披露宴だった。出席して良かった」と思ってもらえるように、ギフトもこだわりを持って選びたいところ。

定番人気や金額目安など、気になる品物の選び方や抑えておきたいポイントについてまとめてみました。

人気の引き出物・引き菓子&一人あたりの金額相場

1人あたりのギフト(引き出物、引き菓子、その他品物)は

  • 合計品目数:2~3品目
  • 金額:4,000円~7,000円未満(全国平均金額は6,500円)

が全国平均です。

※本記事で使用している各データは「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」を引用しています。

後でも詳しく紹介しますが、ギフトの金額や品数の相場は地方によって差が大きいので「平均より多い、少ない」ということは平気で起こります。

全国平均は一つの目安として、結婚式場のウエディングプランナーさんや両家の親の話を聞きながら「ギフトの品目数や金額をどれくらいにするのか?」を考えてみてください。

引き出物

カタログ式ギフト

引き出物で断トツ人気が「カタログ式ギフト」です。

  • カタログ式ギフト:72.6%
  • 食器類タオル・傘などの生活用品:37.2%
  • キッチン用品・調理器具:16.8%
  • 文房具(ステーショナリー):9.5%
  • インテリア用品・置物:1.5%
  • キッチン用品以外の家電製品:2.7%
  • その他:0.4%

一人あたりの引き出物の金額は「3,000円~6,000円未満」がボリュームゾーンです。
全国平均金額は5,600円

  • 3,000円~4,000円未満:37.3%
  • 4,000円~5,000円未満:13.5%
  • 5,000円~6,000円未満:24.0%

カタログギフトは「3,000円~4,000円未満」「5,000円~5,500円未満」が選ばれています。
全国平均金額は5,200円

  • 3,000円~3,500円未満:30.0%
  • 3,500円~4,000円未満:18.9%
  • 5,000円~5,500円未満:18.6%

ギフトカタログの種類は豊富にあるので「友人には3,000円代、主賓には5,000円代」というように、金額別に贈り分けがしやすいことも、金額の比率に現れているように思います。

引き菓子

バームクーヘン

引き菓子の定番人気が「バームクーヘン」。
次にケーキ類、その他洋菓子、クッキー、プチケーキの詰め合わせが続きます。

  • バームクーヘン:43.8%
  • ケーキ類 :23.8%
  • その他洋菓子:15.1%
  • クッキー:13.6%
  • プチケーキの詰め合わせ:11.1%
  • 和菓子:7.6%
  • チョコレート:2.3%
  • その他:13.2%

引き菓子の金額は1,000円~1,500円が相場です。
全国平均金額は1,300円

その他品物

赤飯と鰹節

地方によっては引き出物や引き菓子の他に、縁起物を付ける場合もあります。
多いのは「お赤飯」「かつおぶし」ですね。

ちなみに私の地元の富山県では「赤飯」「細工かまぼこ」「昆布」が定番。親からも「赤飯とか昆布とか良くあるけど、どうするが?」と聞かれました……。

「喜ばれる」為に、招待客別に贈り分けもアリ

引き出物を選ぶ時のポイントは「実用的」「好き嫌いがなくて無難」「持ち運びが便利」など、招待客の立場で考えることが必要です。

もちろん「金額が手頃」「感謝の気持ちが表せる」「二人らしさが表現できる」「新郎新婦や両家の地元に縁のある品」というのも忘れてはいけません。

とは言っても、結婚式や披露宴には幅広い年齢層が出席されるので「誰でも喜ばれる品物を選ぶ」というのは難しいものです。

その為「招待客ごとに品物を贈り分ける」も多く、間柄、年齢層、性別、ご祝儀の金額、世帯人数などで2~4パターン(全国平均は3.9パターン)で贈り分けをする人も増えています。

  • 親族と友人など、招待客との間柄:67.2%
  • 招待客の年齢層:32.4%
  • 招待客の性別:31.2%
  • ご祝儀額:22.2%
  • 新郎側と新婦側:24.7%
  • 受付やスピーチなど、役割をお願いしたか:15.2%
  • 招待客が既婚者か未婚者か:14.8%
  • 招待客の好み:14.0%
  • 夫婦や家族で列席の場合、同じものが重ならないように:15.6%
  • 招待客がひとり暮らしか:9.6%
  • 招待客の居住地が遠方か近郊か:6.9%
  • 招待客が大人か子どもか:8.5%
  • その他:1.9%

贈り分けの方法としては「贈る品物の価格帯を変える」または「贈る品物の内容を変える」が良く利用されています。

自分たちは何パターンで用意すれば良いかは、招待するゲストの顔ぶれによって考えてみてください。

紙袋

贈り分けをする際は、見た目での差が出ないように、紙袋(引き出物袋)は同じものを使用しましょう。結婚式場で手配すると確実ですね。

また「新郎側と新婦側で贈る品物を分けた」という人がいるように、贈りたい品物が両家で異なる場合は、無理に合わせる必要はありません。
ただし、どちらかの親が「同じ品物を贈るべき」と考えているならば、良く話し合って決めましょう。

【「結婚準備のリアル」管理人の場合】
私は富山出身・大阪在住。相手が京都出身・在住。
富山の引き出物の代表的な存在が「鯛の細工かまぼこ」で、個人的には「絶対に付けたい!」と思っています。

相手の両親からは「京都では全く見ないタイプだ」と面白がって賛成してくれたのですが、私の親は「富山県民にとっては、定番中の定番の引き出物だから、相手(京都)は鯛の細工かまぼこにして、こっち(富山)の方は別のが良いのでは?」という感じでした。

まだまだ話し合いのタイミングなので、最終的にどうなるかは分かりませんが、両家で別々のものを贈る場合は、品目数と価格帯を揃えることになりそうです。

引き出物・引き菓子選びの注意ポイント

引き出物のタブーに注意

引き出物は「割れる」「壊れる」「切れる」「重なる」「去る」などに通じる品物は贈らないのが慣例です。

特に「グラス」や「食器類」、「ナイフ」などは代表的なのですが、最近はあまり気にせず好きなものを贈ることが多いです。

ただし、マナーやしきたりにこだわる招待客が居られる場合は、そのような引き出物を避けたり、なぜその品物を選んだのか説明するメモを入れたりした方が良いですね。

重くてかさばらなくてもOK

以前は重くてかさばるものが良いとされてきましたが、最近は小さくて軽いものの方が「持って帰るのが楽」という理由で好まれています。

ただし「重くてかさばるものの方が良い」という考え方が根強い地域になると、なかなか難しいところがありますね……。

また遠方から来ていただける招待客には、宅配便を手配するなどの気配りも必要になります。

地方独特の引き出物事情にも注意

贈る品物や金額相場は、地方によってバラツキが大きいことを忘れてはなりません。

北海道
引き菓子の習慣がなく、引き出物だけを贈ります。
会費制の披露宴が多いので、金額は会費の15%が相場と言われます。

東海
最低でも3品(メインとなる品物、引き菓子、名披露目)を贈ります。

名披露目(なびろめ)は新郎新婦の名前入りの熨斗を付けた引出物のこと。
予算は1,000~1,500円でタオルセットや箸セットなどの日用品が多いです。

新潟
引き出物や引き菓子の他に「赤飯」「松の葉」や「籠盛り」と呼ばれる品物を付けた5点セットが定番。
松の葉には「松の葉で包むくらい、ささやかなもの」という意味があり、タオルや風呂敷、カラトリーなどちょっとした品物を贈ることが多いです。

籠盛りは「参列者の家族へ宛てるお土産」にあたるもので、日持ちのする食品をカゴに詰めたものです。

例えば「品物数は4点が常識」という地方で、予算や新郎新婦の都合で2点しか品物が無かった場合、参列者から「あまりに少ないのでは?」と思われてしまう可能性が高くなります。

実際に披露宴終了後、式場に「受け取った袋に品物が2点しか入っていなかったのだけど、入れ忘れではないか?」という確認の電話をする人も中には居るそうです。

「自分たちにはお金をかけて、引き出物はケチった」と受け取られてしまえば、今後のお付き合いにも支障が出てしまいますよね。

その為、品数や金額に関しては、新郎新婦の意向だけではなく、親や親戚、招待客の出身地や居住地のしきたりを取り入れて、慣習に従うようにしましょう。

【地方別に見る一人あたりのギフト※・引き出物・引き出物・プチギフトの平均費用】

※ギフトには「引出物」「引菓子」「引菓子以外の食べ物・飲み物」が含まれます。

ギフト 引き出物 プチギフト
全国(推計値) 6,500円 5,600円 1,300円
北海道 2,100円 1,800円 1,300円
青森・秋田・岩手 4,800円 4,300円 1,300円
宮城・山形 6,100円 10,200円 1,300円
福島 6,600円 5,300円 1,200円
茨城・栃木・群馬 6,800円 5,900円 1,300円
首都圏 6,600円 5,200円 1,300円
新潟 10,200円 8,200円 2,600円
長野・山梨 6,200円 5,100円 1,300円
富山・石川・福井 9,800円 7,800円 1,900円
静岡 7,100円 5,700円 1,300円
東海 8,500円 7,000円 1,400円
関西 6,600円 5,500円 1,300円
岡山・広島・山口・鳥取・島根 6,600円 5,100円 1,200円
四国 6,900円 6,300円 1,200円
九州 5,200円 4,200円 1,200円

1世帯あたり引き出物は一つ

引き出物は基本的には「同居する1家族に一つ」です。

夫婦で出席している場合だと「二人分のご祝儀で引き出物袋一つ」になってしまうので、品物の質をランクアップしたり、小さな物を追加したりすると良いです。

また二世帯住宅でそれぞれの家族が出席される場合は、同じ内容の品物を2袋用意するのではなく、別々の内容にした方が重なりがない分、好まれる傾向にあります。

親や兄弟姉妹には用意すべき?

引き出物や引き菓子は主催者が招待客に贈るものなので、基本的には新郎新婦と同じ主催者になる親や兄弟姉妹には用意しません

これは結婚費用を負担する、負担しないは関係ありません。
ただし「記念品」「親や兄弟姉妹へのプレゼント」という意味合いで、親や兄弟姉妹にも贈りたい品物があるならば贈ってもOKです。

手作り菓子ってどう?

「生モノではない」「会場から許可を得ている」という場合であれば、基本的に手作り菓子を引き菓子にしても大丈夫です。

ただし衛生面には充分に注意する必要があり、人によっては「プロではない人からの手作り菓子」が苦手な人も少なくありません。

その為、手間とお金と時間をかけた割に、報われない可能性が高いのも事実です。

招待客の顔ぶれを見て、手作りをする/しないを良くよく考えてみてください。

引き菓子とプチギフトの違いとは?

プチギフト

引き菓子 プチギフト
意味合い 引き出物と一緒に贈るお菓子 新郎新婦から直接手渡される品物
品物 バームクーヘン、ケーキ類、洋菓子 小ぶりなお菓子(ドラジェ、クッキーなど)、日用品
平均金額 1,300円 300円
購入先 利用した会場や提携のお店 外部のお店、利用した会場

プチギフトとは、お色直しの再入場後をする際や披露宴や二次会が終わった後のお見送り時に、新郎新婦から配られるものです。

【再入場】
お色直しの再入場時に、新郎新婦が各テーブルでプチギフトを配り回る。

【お見送り】
会場の出口で招待客一人ずつにプチギフトを手渡して見送る。

挙式や披露宴はなかなか新郎新婦と話すことが少ないので「プチギフトを渡す」という名目で、招待客と挨拶や感謝の言葉が交わせます。

プチギフトは配りやすいドラジェやクッキーなどの洋菓子、茶葉、実用品、生活雑貨などが利用されています。
利用した会場や提携のお店では、プチギフトとして手頃な品物の取り扱いが無かったりするので、外部で購入することも多いですね。

購入先

引き出物や引き菓子の購入先としては「利用した挙式、披露宴・披露パーティ会場」または「提携ショップ」が利用されています。プチギフトに関しては「外部のお店」で購入する人も多いですね。

会場によっては

  • 外部から引き出物や引き菓子の持ち込みNG
  • 持ち込み料金がかかる(1品あたり300~500円が目安)
  • 会場の引き出物袋を購入する必要がある

という場合があるので、事前に確認しておきましょう。

外部のお店に発注する場合は「包装」と「搬入する日時・場所」を忘れずに相談しておきましょう。

デパートで購入するのであれば特に心配はありませんが、小さなお店で用意する際は「式場への搬入は難しい」と言われることがあり、そうなると挙式・披露宴の前日に自分たちで搬入する必要が出てきます。

のしは「寿」

品物には「寿」と書いた紅白の結び切りの熨斗付きの掛け紙をかけます。

表書きは

  • 引き出物:「両家から」の意味合いで、両家の名字
  • 引き菓子:「新郎新婦から」の意味合いで、二人の名前

というように書き分けると良いでしょう。

各ギフトの決定・発注は挙式1ヶ月前までに

結婚式・披露宴の2~3ヶ月前を目安に品物選びを開始して、挙式1ヶ月前までには、決定・発注を行ないます。

【引き出物・引き菓子選びの手順】

挙式・披露宴の3ヶ月以上前
・どのような引き出物、引き菓子を贈るか考える。
・親の希望や地域のしきたりを確認する。
・贈り分けの有無を話し合う。

2~3ヶ月前まで
・贈る品物をピックアップする。
※持ち込みの場合は、会場に持ち込みが可能かどうか確認する。

1ヶ月前まで
・品物を決定する。
・親に確認をして、了承を得たら発注を行なう。
※持ち込みの場合は、お店に搬入先と日時を伝える。

前日
会場に品物が届いているか確認する。

招待客の人数や集まる顔ぶれが分かった段階で、早め早めに取り掛かると、精神的に余裕ができますね。

メッセージ・質問などをお待ちしています

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。