顔合わせとはお互いの両親を引き会わせて、二人の結婚の意思を確認するという目的があります。
食事をしながら親睦を深める意味合いもあり、顔合わせのことを「食事会」という言い方もします。
顔合わせには
・結納を行なう前の話し合いの機会を設ける(顔合わせと結納は別)
・結納の簡易版(顔合わせに婚約の意味を持たせる)
という場合もあり、今一度、顔合わせと結納の違いや自分たちが行なうべきことを確認しておきましょう。
目次
顔合わせ(食事会)と結納の違いは?
- 時期
- 内容
- 予算
- 仕切り
- 会場
- 用意するもの
時期
結納も食事会も挙式の6ヶ月~3ヶ月前の吉日に行なうのが一般的です。
この時に結婚式や披露宴について両家で話し合うのであれば、なるべく早め(6ヶ月前)が良いです。
内容
【顔合わせ】食事会
両家が顔を合わせて、一緒に食事をして親睦を深めることが主な目的。
結婚式や披露宴について、親の意向を確認するのにも良い機会になります。
【結納】結納のやり取り
仲人を立てない略式結納であれば、挨拶、結納品と受書のやり取りを行ないます。
婚約記念品がある場合は披露。
結納の式自体は20分程度で終わり、その後は会食になります。
予算
【顔合わせ】3~6万円
食事会の費用は「料理と飲食の代金」。これに+個室料金がかかる場合があります。
【結納】4~10万円
会食以外に結納品や結納金などの費用が掛かります。
結納金はキリの良い50万円や100万円が相場。贈らないケースもあります。
仲人を立てた場合は、謝礼や車代も必要になります。
仕切り
【顔合わせ】本人たち
それぞれの親を紹介しあう意味合いが強いので、準備や顔合わせ当日も、たいてい結婚する二人がリードします。
当日は男性の父親が進行役を務めるケースも。
【結納】親がメイン
当日までの準備は二人が親の間に入り、内容やしきたりなどの調整を行ないます。
当日は両家の父親が進行役を務めるケースが多いです。
会場
【顔合わせ】レストランなど
レストランや料亭の個室。
日本料理の場合は懐石、それ以外はコースが準備されているなど、ある程度格式があり、料理にこだわっているお店を選ぶ場合が多いです。
【結納】料亭・ホテルなど
由緒ある料亭、ホテルのレストラン、結婚式を行なう場所などが一般的です。
仲人を立てる場合は仲人の家、または女性の家で行なう場合もあります。
用意するもの
【顔合わせ】婚約指輪
婚約指輪や婚約記念品を持参して、親の前で披露します。
絶対に必要なことではありませんが、あると良い記念になります。
家によっては結納金を用意することもあります。
【結納】結納品
結納金、縁起物一式の結納品を準備します。
金額や内容は、地域や家ごとに異なるので、事前に要確認。
結納ブランがある会場であれば、用意してくれることもあります。
良くある質問
両方とも行なうべき?
結納は行なわず、顔合わせの食事会で済ませるカップルが7割以上です。
顔合わせ(食事会):75%
両方実施:15%
両方とも実施せず:5%
結納のみ:5%
両方とも元々結納を行なわないつもりだとしても、どちらかの親が「結納は行なうべき」「省略するのは非常識」という思いが強ければ、互いの関係がギクシャクしないように、良くよく話し合うことが必要不可欠です。
顔合わせと結納はどちらが先?同時に行なうのは有り?
順番的には「顔合わせ→結納→婚約披露」になります。
顔合わせ(食事会):結納や結婚式をどのようにするかを話し合う
結納:婚約の成立。結婚の約束を固める
という意味合いがあるので「顔合わせと結納は別に執り行う」という場合は、日取りも別の日を設定します。
顔合わせと結納を同時に行なう場合は「お互いや片方の実家が遠方にある」など、時間や手間の都合を考えた理由が多いです。
内容は「食事会よりの結納」または「結納を主にした顔合わせ」と、各家庭によって様々に異なるので、行き違いにならないよう、両家で相談することを忘れずに。