これで安心!両親への結婚報告・挨拶当日の流れ&知っておきたいマナーまとめ

挨拶

結婚への第一歩として、大切な「両親への挨拶」。

特に相手の両親と会う時は「何を話して良いか分からず、場の空気をしらけさせてしまうのではないか……」「自分が無知なばかりに、マナー違反や世間知らずな言動をして、不快に思われないだろうか……」など、緊張と不安を覚える人も少なくありません。

過度に緊張せず、親に好印象を持ってもらえる為にも、当日の流れを抑えて、何回かシュミレーションしてみることをおすすめします。

両親への結婚報告と挨拶の際に、注意したいポイントをまとめてみました。

【挨拶日当日の流れ】
・外で待ち合わせ
・時間通り~少し遅れて到着
・身だしなみチェック
・玄関先で挨拶
・部屋に通される
・挨拶と簡単な自己紹介
・手土産を渡す
・和やかに歓談
・本題を切り出す
・歓談
・帰宅
・電話を入れる、お礼状を出す

▼当日までの事前準備に関しては、下記の記事で詳しく紹介しています。

待ち合わせは「外」で

一人暮らし、実家暮らし問わず、両親への挨拶で実家を訪れる際は「実家の最寄り駅で待ち合わせて、一緒に行った」「近くまで来てもらい、自分が迎えに行った」という人が多いです。

理由は人それぞれですが、

  • 最寄り駅から自宅まで距離がある。
  • 実家まで一人で来てもらうのは、緊張させすぎてしまう。
  • 訪問する前に、少し打ち合わせをしておきたい。
  • 初めてのお宅訪問なので、道に迷う可能性がある。

というのが良く挙げられますね。

互いの色々な負担を考えると、外で待ち合わせて一緒に訪問した方が、何かと安心だと思います。

また最寄り駅やバス停から家が遠すぎたり、自分が車の運転ができず迎えができなかったりする場合は、親や兄弟に迎えに来てもらう場合もあります。その時は到着時間だけではなく、待ち合わせ場所や迎えの有無、会う時間も、相手や親とそれぞれ確認しておきましょう。

到着時刻は時間通り~少し遅れるがちょうど良い

時計

当日は時間厳守ですが、早すぎず、遅すぎずの時間に到着すること。

ビジネスやプライベート問わず、用事には「5分前行動」をする人も多いと思いますが、今回のような挨拶の場面では、約束の時間ちょうど、または少し遅れる(2~3分程)くらいがちょうど良いです。

玄関のチャイムを押す前に確認しておくこと

忘れてはいけないのが、身だしなみの最終チェック。お互いに不備が無いか確認し合いましょう。

【直前チェックポイント】
・髪はきちんと整っている。
・メガネの汚れがレンズに付いていない。
・目やにが付いていない。
・鼻毛が出ていない。
・歯に食べ物のカスが付いたり、挟まったりしていない。
・服にホコリや糸くずが付いていない。

男性
・シャツの第一ボタンが留まっている。
・襟元からTシャツが見えない。
・ネクタイが緩んでおらず、ちょうど良い長さ。
・ズボンにシャツをしっかり入れている。
・靴紐がしっかり結ばれている。

女性
・襟元や胸元から下着が見えていない。
・ブラウスがスカートからはみ出していない。
・スカートが左右に回っておらず、正しい位置になっている。
・ストッキングが伝染していない。

コートは、玄関の外で脱ぎ、たたんで腕に掛けます。

帽子やサングラスは外して、帽子は手に持ち、サングラスはカバンに仕舞います。

傘を差して来た場合は、傘をたたみ、コンパクトな状態にします。

携帯電話やスマホは、電源をOFFにするか、サイレントモードやマナーモードで音がならない設定にします。

玄関で挨拶後、家に上がる

チャイムを鳴らして、親が出てきたら、まずは玄関に入り、ドアをきちんと閉めます。

両親と初対面であれば、自己紹介は家に上がる前に玄関先で行ないます。

女性宅に伺った場合は、女性が男性を紹介。男性宅は、男性が女性を紹介します。
紹介された方は「はじめまして。○○○○です。本日はお忙しい所、お時間をいただき、ありがとうございます」と丁寧な挨拶をして、頭を下げます。

既に互いに何度かお会いしており、今回が初対面では無い場合も「本日はお忙しい所、お時間をいただき、ありがとうございます」と礼を尽くすのを忘れないこと。

相手から「どうぞお入り下さい」と言われた後に「失礼いたします」と良い、靴を脱ぎ家に上がります。

その際には、靴の脱ぎ方や揃え方も気を付けておきましょう。

1.体の向きは変えず、そのまま靴を脱ぐ。
2.玄関に上がったら、体の向きを斜めにして、膝を付いてしゃがむ。
3.靴の先を玄関ドアに向けて揃える。
4.下座(下駄箱の方、ドアから一番近い場所)に寄せて置く。

後は用意されているスリッパを履いて、相手に従って部屋へ入ります。

部屋に通される

部屋に通された後「こちらに座って下さい」と勧められたら、その席が自分が座る場所になります。

「お客様」として上座を勧められた場合は「本日はご挨拶に伺ったので、こちらの席(下座)で結構です」と断ります。
それでも再度勧められた場合は「ありがとうございます」と言って座っても良いです。

特に座る席を指定されなかった場合は「下座(しもざ)」に座るのがマナー。

和室は「床の間(掛け軸や活け花が飾られる場所)から一番遠く、出入り口に近い席」、洋室は「出入り口のドアに近い場所」が下座に当たります。

基本的に親が先に部屋に入ると思うので、二人は入り口付近に待機しておき、勧められた席に座れば良いです。

和室と洋室、どのようなタイプの部屋に通されるかによっても、挨拶の仕方が変わります。

和室

和室

畳の縁(へり)や座布団を踏まないように歩きます。

部屋の隅や下座に、座布団を使わずに正座をします。手荷物は自分の横(下座側)に置きます。

座布団の上で挨拶するのはNGなので、必ず座布団に座る前に挨拶を行ない、手土産を渡します。

相手と席が離れている時は、相手の近くまで移動後、再び正座をしてから差し出します。

洋室

洋室

最初の挨拶は立ったまま行ないます。イスやソファに座って待っていた場合は、必ず立ち上がること。

お辞儀をする際は、背筋を伸ばし、腰から上半身を折るようにして頭を下げます。首だけ動かすような「会釈」はNG。

挨拶後に手土産を渡して「お座り下さい」と言われてから、イスやソファに腰かけます。
足を開いたり、組んだりせず、足を軽く揃えておきましょう。背もたれに深く寄りかかったり、深く腰かけないこと。

挨拶・自己紹介をして手土産を渡す

手土産

部屋に通されて、一同が揃った後、挨拶や自己紹介を行ないます。

【挨拶】
改めまして○○○○○と申します。
本日はお時間をお作りいただきまして、ありがとうございます。

親と初対面な場合は、この時に自己紹介も合わせて行ないます。

【自己紹介】
△△△さんとは、□□□□で知り合い、お付き合いをさせていただいています。

○○○出身で、○○○を卒業後、○○○で○○○の仕事をしています。

挨拶と自己紹介が済んでから、手土産を渡します。
紙袋から出して相手側から正面になる向きにして、両手で差し出します。

その際に「お口に合うと良いのですが」「お好きだとお聞きしましたので」「地元で評判の良い和菓子で……」など一言添えると良いです。

玄関先で渡す場合もありますが「すぐに冷蔵庫で冷やした方が良いもの」や「既に何度か会っており、気心が知れている場合」など、臨機応変に対応します。

紙袋は持ち帰っても、そのまま処分してもらってもOKです。

手土産を渡し終えてから、和室の場合は座布団に正座で座り、洋室の場合はイスやソファに腰かけます。

歓談

結婚の話は、すぐに始めるのではなく、しばらくの歓談をしてから。

親の方から話を振ってくれると思うので、それに合わせて会話をしていきます。

挨拶や自己紹介の時には簡単に話せなかった内容を深く掘り下げて話すことで、自分の人となりを知ってもらうのにも役立ちます。

相手の両親に話し掛ける時は「お父さん、お母さん」ではなく「○○さんのお父様(お父さん)、お母さん(お母様)」など、名前を頭に付けて呼ぶと、馴れ馴れしい印象を与えません。

避けたい態度や話題は、

  • 下ネタ、下手なギャグ、政治・宗教、自慢話、見え透いたお世辞
  • 親の前でベタベタ触る、イチャイチャする
  • お互いを愛称、ニックネーム、呼び捨てで呼ぶ

あたりが代表的でしょうか。

互いに気分を害する話や態度は無しで、和やかな雰囲気になるように努めます。

結婚の話を切り出す

しばしの歓談が落ち着いた頃、男性から本題を切り出します。

本題に入るのは、女性宅、男性宅の挨拶でも変わらず「男性から」がベターです。

一呼吸つき、姿勢を正してから「さて、改めまして……」と、ハキハキとした口調で切り出します。

話が盛り上がり過ぎて、男性から切り出しにくい雰囲気であれば、女性側から「実は今日は大切は話があって、○○さんに来てもらったの」など、話に入る切っ掛けを作ると良いです。

【座布団に座っている場合】
・座布団を外して、下座に座り「結婚をお許し下さい」と言い、頭を下げる。

【ソファやイスに座っている場合】
・立ち上がり「結婚をお許し下さい」と言い、頭を下げる。
・座ったまま「結婚をお許し下さい」と言い、頭を下げる。

目線が上になる方が「目上」なので、立って頭を下げた時に、相手より目線が上になるのが気になるのであれば、座ったままでも大丈夫です。

【結婚の申し込みフレーズ】女性の両親への挨拶

本日はお忙しい中、ご挨拶をするお時間を設けていただき、ありがとうございます。
先日、○○○さんより、結婚への了承のお返事をいただきました。

今日はそのご報告とお二人に私たちの結婚のお許しいただきたく参りました。
○○○さんが幸せになれるよう、精一杯精進いたしますので、どうか結婚をお許し下さいますよう、よろしくお願いいたします。

【結婚の申し込みフレーズ】男性の両親への挨拶

彼女の両親には先日、挨拶を済ませて、結婚の了承をいただきましたので、改めて結婚の報告に上がりました。

未熟な点も多々あるかとは思いますが、よろしくお願いします。

【結婚の申し込みフレーズ】男性の両親への挨拶

先日、○○さんが私の両親へ挨拶に来て下さいました。
家族は○○さんとの結婚に承諾してくれたことを、ご報告させていただきます。

今日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。
不束者(ふつつかもの)ではありますが、今後とも末永く宜しくお願いいたします。

回りくどい言い方や奇抜なフレーズは避けて、分かりやすい表現で決意と誠意を伝えること。
「結婚報告」ではなく「結婚を許していただきたい」という姿勢が大事です。

訪問前にあらかじめ結婚を申し込む際の言葉を考えておき、二人でこの表現で大丈夫かどうかを確認することをおすすめします。

TVでは良く「お父さん、娘さんを僕に下さい」なんて台詞を聞きますが、実際に使うのはNG。「娘は物じゃない!」と思われて不評を買います。

「自分の家へ嫁に来てもらう、もらい受ける」という考え方は、今の世の中には合いません。

また例文では取り上げませんでしたが「結婚を前提にお付き合い」というフレーズは、ちょっと危険です。

「結婚を前提にお付き合い」は、二人が決めていたことで、親に言っていないと「今まで『結婚前提での付き合い』なんて話は聞いていない」と不機嫌になられてしまう……いう事態を招く恐れがあります。

以前に「結婚を前提にお付き合いしている人がいる」と伝えていない場合は、使わない方が無難です。

今後についての話しをする

結婚の承諾を得られたら、この機会に今後のことについて話しておくと良いです。

事前に具体的な将来設計について、二人で考えておき、聞かれた時に、きちんと言えるようにするのがベスト。

将来については、両親も気になることなので、安心させる為にも有効です。

【結納】
・結納の有無
・仲人の有無
・結納品・持参金の有無

【両家顔合わせ】
・日程、場所、内容、当日話すこと
・男性の両親が女性の実家に訪問するかどうか

【入籍】
・日取り
・名字をどちらにするのか

【結婚式・披露宴】
・結婚式・披露宴の有無
・時期、場所、スタイル、招待客、予算などのイメージ

【新生活】
・住む場所
・引越しの有無
・今後の仕事について
・転職や退職の有無(共働き、専業主婦・主夫)

また「政治」「宗教」は避けたい話題だとマナー本などに書いてありますが、今後の生活や家族・親戚付き合いに深く関わることであれば、きちんと話をする必要があります。

例えば

【政治に関すること】
「親戚筋に政治家がおり、選挙時は手伝いに行くことが多い。結婚後は○○さんにも手伝ってもらう可能性がある」

「自分や家族は□□□党の支持者だが、○○さんや○○さんの家族には支持政党の鞍替えを強要する気はない」

【宗教に関すること】
「家族や親戚は□□□教に入信しており『結婚するならば○○さんにも入信をして欲しい』と言われている」

「○○さんや○○さんの家族には入信を煽るような行動はしないが、個人的な宗教活動は認めて欲しい」

という場合が挙げられますね。

結婚間近や結婚後になって「そう言えば……」と切りだされて「今まで長い付き合いだったけど、全く聞いていない」「そんな面倒事があるなら、早めに言って欲しかった」というのは良くある話です。

政治や宗教がらみの話は、二人だけで済む問題では無い場合が多々あります。
相手の両親と会う機会が少ないのであれば、しっかりと話をして、了承を得たり、落とし所を考えたりすることで、後々揉める原因を減らせます。

込み入った話に関しては、今回の挨拶時ではなく、両家の顔合わせで両親が揃った時でも良いかもしれませんね。

挨拶の時間は2時間程度

挨拶の後、食事を勧められて、夜遅くまで長居する場合もありますが、基本的に2時間程度

訪問時刻が14~15時着であれば、夕飯の準備が始まる前に帰るようにします。

食事の有無や話の盛り上がりによっては「1時間半~3時間」になることもありますね。

無事に挨拶が終わった後、食事を勧められたら一度辞退して、再度勧められた場合は「それでは、お言葉に甘えさせていただきます」と、ご相伴に預かります。

帰り際も気を抜かず

良い時間になったら「では、今日はこのあたりで……」と切り出します。

気を遣って親の方から言ってくれるとは思いますが、歓談の早めの段階で「何時頃の電車で帰る」「明日は早朝から仕事なので夕方にはおいとましたい」と、さり気なく伝えておくと良いです。

和室ならば座布団から下り、洋室ならば席を立ち「本日はありがとうございました」と、挨拶を忘れずに行ないましょう。

スリッパは玄関で脱ぎ、端に寄せて置いておきます。
玄関の外で見送られた場合は、一度振り返って頭を下げ、帰路につきます。

「一人で帰る」「最寄り駅まで送ってもらう」「相手と一緒に遊びに行く」あたりは、事前に決めておくか、その場の雰囲気に任せておきましょう。

帰宅後にお礼の電話、後日お礼状を送るとより丁寧

訪問後は、相手の親宛てに「本日はどうもありがとうございました。無事に帰宅しました」とお礼の電話を入れます。

より丁寧なのがお礼のハガキを送ること。
3日以内を目安に出しますが、日がかなり過ぎてしまったら封書で礼状を出すと良いです。

【お礼状の文章例】

拝啓

先日はお忙しい所、私の為にお時間いただきまして、ありがとうございました。

以前から○○○さんのご両親には良くしていただいておりましたが、今回、改めてご挨拶ができたことを嬉しく思います。

まだまだ未熟者でございますので、今後ともご指導いただきたく、お願い申し上げます。

まずはお礼申し上げます。ありがとうございました。

敬白

今後の長いお付き合いを考えると、最初にきちんとしたフォローを行なうことが大切です。

最後に

結婚の挨拶が済んで、双方の親から承諾が得られたら、本格的に結婚の準備(特に結婚式や引越し)に取り掛かります。

二人だけで何でも決めず、互いの親に連絡を取り、報告や相談をしながら進めていきましょう。

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