書く時の参考に!両親への挨拶が終わった後のお礼状の書き方と文例集

お礼状を書く

相手の両親への結婚報告と挨拶に伺った後、当日または翌日までには「本日(先日)は、どうもありがとうございました」と、お礼の電話を入れましょう。

訪問後のフォローとしては電話やメールだけで済ませる人も多いのですが、その後にお礼状を送ると、より丁寧な印象を与えます。

お礼状ってそもそも必要?

お礼状を送る/送らないは、本当に人それぞれで、意見が分かれる所です……。

私としては「送るか送らないか迷うのであれば、すぐに送ってしまう」ことをおすすめします。

正直、お礼状を送って損は無いですし、電話やメールとは違って手元にずっと残る物なので、後々読み返した時に思い出話ができるというメリットもあります。

また「相手や自分の両親が礼儀に厳しく、送らないと確執が生まれそう」という場合や、挨拶の際に特別良くしてもらった(食事をご馳走になった、自宅に泊めてもらったなど)のであれば、やはりお礼状を送った方が丁寧で安心です。

お礼状の送り方

  • 翌日~1週間以内に届くように出す
  • ハガキと封書、どちらが良い?
  • 手書きで縦書き

翌日~1週間以内に届くように出す

スケジュール

お礼状は挨拶から数日以内、遅くても1週間以内に相手に届くようにしましょう。

挨拶以降、忙しくしていたり、文章をどうしようか悩んでいたりして、出すのが遅れてしまった場合は、お詫びの言葉も合わせて書いておくと丁寧です。

ハガキと封書、どちらが良い?

お礼状はハガキが良いか封書が良いかは、意見が分かれる話です。

例えば

「当日~3日以内に出す場合はハガキ、3日以降は封書」
「ハガキだと簡素過ぎるから、相手の親に『軽んじられている』と思われそう」
「封書だと堅苦しくて、相手の親に負担に思われる」

など、言われることは色々と出てきます。
書いて送るまでの時間や自分の気持ち、受け取る相手の両親の人柄、相手との話し合いで決めると良いでしょう。

手書きで縦書き

お礼状は「手書き」で書きます。
パソコンで打ち出した文章よりも、手書きの方が「きちんとお礼状を書いてくれた」と好印象を与えてくれます。

最近はお礼状を横書きで書く人も少なくありませんが、改まった文章を書いたり、目上の人に宛てたりする際は「縦書き」が基本です。

縦罫のハガキor便箋を使用して、縦書きにするのが無難。便箋を使う時は、封筒は長形4号など縦長の封筒に入れて送ります。

お礼状作成に必要なもの

【ハガキの場合】
・ハガキ
・筆記用具
・切手

【封書の場合】
・便箋
・封筒
・筆記用具
・切手

ハガキ

無地のハガキを使います。
郵便局やコンビニで取り扱っている郵便はがき(官製はがき)で何の問題ありません。

「互いに気を使わせたくないけど、お礼状は送っておきたい」という場合は、堅苦しい印象にならないように「絵葉書+ご当地切手で送った」という人もいますね。

「無地のハガキだと、書いている途中で文字が歪みそう……」と不安に思うならば、縦罫のハガキ箋(私製はがきで販売されています)や定規やクリアファイルを利用すると文章が歪まず、キレイに書きやすくなります。

ハガキは便箋に比べて書けるスペースが限られるので、細かく書き過ぎると相手が読みにくくなる可能性も出てきます。
ハガキと同じサイズ(100mm×148mm)の紙を用意して、自分の考えているお礼文を書き、見直した時に「文字が小さくて読みにくいな」と思えば、便箋+封書に切り替えるのも手ですね。

筆記用具

お礼状を書く際に使用する筆記用具は「万年筆」「毛筆」が最適と言われますが、持っていなかったり、書き慣れていなかったりする人も多いのではないでしょうか?

その場合は「筆ペン」や「ボールペン」でも大丈夫です。

お礼状の書き方を調べていると「ボールペンはお礼状に適していない」という文章も少なからず見かけますが、現在では主流な筆記用具なので、あまり気にしすぎることも無いように思います。

ただしボールペンで書くと「字が細くて読みにくい」や「弱々しい印象を与える」という場合が多々あるので、使うペンには気を付けたい所です。
同じ色、同じペン先の太さのボールペンでも、商品によって書いた文字の印象は大きく変わります。

お礼状を書く前に、手持ちのペンで1文を書いてみて「お礼状に使うペンとして相応しいかどうか?」を見定めることをおすすめします。

便箋

白無地で縦罫(縦方向の罫線)を使います。B5サイズ(182mm×257mm)が適当。

今回送るのは「お礼状」なので、横罫や色付き、柄入りはカジュアルな印象を与えるので避けます。
個人的には女性がお礼状を出す場合、季節に合わせた模様入りの便箋を使うと素敵だとは思うのですが、そのあたりのさじ加減は各自考えてみて下さい。

書き出しを上にして、宛名が折り目にならないように横に三つ折にします。

「お礼状が1枚で収まる場合は、白紙の便箋を合わせて2枚にする」という作法は、今はあまり重要視されないので、1枚でも2枚でもどちらでも構いません。

また2枚目に名前や日付だけが書かれているのは避けたいので、内容が1枚で収まりそうな場合でも、できれば2枚目に2~3行ほど続くように書き上げた方が良いです。

封筒

白無地の和封筒(長型4号)※が基本。二重や厚手で中が透けないものを選びます。

良くある茶封筒は事務的な文章に使うものなのでNG。

和封筒:縦長の封筒。手紙や文章主体の書類を送る時に使われる。
長形4号:横90mm×縦205mm。
B5サイズ(182mm×257mm)の便箋を三つ折にしてちょうど入るサイズ。郵便規格は「定形」。

切手

【ハガキ】52円
官製はがき(郵便はがき)には、既に切手が印刷済みなので、そのまま送ってOKです。
また手持ちのハガキの印字が50円の場合は、2円切手を別途貼る必要あり。

切手の無い私製はがきを使う場合は、52円切手を貼って送ります。
誤字脱字でお礼状を書き直す可能性があることを考えると、私製はがきを使った方が安心かもしれませんね。

ちなみに書き損じた郵便はがきは、郵便局へ行き、所定の手数料(1枚5円)を支払えば、新しい郵便はがきや切手と交換が可能です。

詳しくは▼
書き損じはがきの交換 – 日本郵便
国内の料金表(主な手数料) – 日本郵便


【封書】82円または92円
長型4号で送る場合は定形郵便物扱いになるので、切手は「82円(25g以内)」または「92円(50g以内)」。
重さによって値段が違いますが、お礼状であれば「82円」で問題なく送れると思います。

不安であれば郵便局やコンビニ(郵便ポストがある店舗がベスト)へ行き、重さを計ってもらい、それに応じた切手を用意してもらうと良いです。

お礼状の書き方

  • お礼の基本構成
  • 時候の挨拶は省く
  • 誤字脱字があったら最初から書き直す
  • お礼状の内容で抑えたいポイント3つ
  • 真似して使える文例集

お礼の基本構成

【前文】頭語(拝啓)、時候の挨拶は省く
【主文】手紙の本題
【末文】結びの言葉、結語(敬具)
【後付】日付(例:平成28年7月6日)、署名(自分の名前)、宛名(両親の名前)

お礼状をハガキで出す場合は、スペースの関係上、頭語と結語で改行をしなかったり、署名や宛名を省いたりしても大丈夫です。

お礼状(両親への挨拶)

時候の挨拶は省く

お手紙を出す時は、通常「拝啓」など頭語の後に、時候の挨拶が入りますが、今回のようなお礼状の場合は、相手の両親へ挨拶した日の当日や翌日に出すものなので省略します。

時候の挨拶とは、例えば「深秋の候、秋も一段と深まる中、皆様いかがお過ごしでしょうか」という内容なので、会ってからたった数日しか経っていないのに、時候の挨拶が書かれているのは不自然な感じがしますよね。またハガキは書けるスペースの関係上、季語や時候の挨拶を省くことも少なくありません。

お礼状に時候の挨拶が必要なのは「出すのが遅くなった場合」です。
遅くても1週間以内に相手の手元に届くのが良いので、それ以上過ぎてしまった場合は、ハガキではなく封書+便箋にして「時候の挨拶」と「お礼状を書くのが遅くなった理由」を必ず書きましょう。

誤字脱字があったら最初から書き直す

誤字脱字をしてしまったら、修正ペンや二重線で消すのではなく、最初から書き直します。

特に両親の名前を間違ってしまうのは致命的です。
事前に相手から両親の名前を教えてもらい、正しく書けるようにしましょう。

お礼状の内容で抑えたいポイント3つ

  • 挨拶の為にわざわざ時間を作ってくれたことへのお礼
  • 結婚の承諾を得られたことへのお礼
  • 「これからも宜しくお願いします」など、今後のこと

の3点を抑えておけば、体裁が整います。

逆に上記以外の不必要なことを書くのはNGで「用事のついでにお礼が書いてある」と思われないようにすることが大切です。

また「追伸」も使いません。
追伸は「書き忘れたことを思い出したのですが、最初から書き直すのが面倒なので、書き足しました」という意味なので、目上の人に使うのは不適切です。

真似して使える文例集

実際にお礼状に使えそうな文例集をいくつか紹介します。

文例通りの典型的で畏まり過ぎた文章よりも、自分の気持ちが伝わるようなお礼状を書いてみて下さい。

【文例1】
先日は、お忙しい所、お時間をいただきまして、ありがとうございました。

○○○さんのご両親には、日頃からお気遣いいただいておりましたが、この度、改めてきちんとしたご挨拶ができましたことを大変嬉しく思っております。

今後も色々と相談させていただくことが多々あるかと思いますが、何とぞご指導いただけましたら幸いです。

まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。

【文例2】
先日はご多用にも関わらず、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

緊張してしまい、思うようにお話もできませんでしたが、ご両親と○○○さんの温かい心遣いに触れ、楽しい時間を過ごせましたことを、心より感謝しています。

○○○さんとの結婚をお許しいただいたこと、改めましてお礼申し上げます。

両親にも報告した所、お二人にお会いする日が楽しみだと申しておりました。

まだまだ未熟者な私で、教えていただくことばかりかと思いますが、何とぞ末永く宜しくお願いいたします。

末筆ではありますが、ご健康とご多幸をお祈りいたしまして、まずは書中にてお礼申し上げます。

【文例3】
先日は、お忙しい中、お時間を頂戴しまして、お二人にお会いできましたことを大変感謝しております。

○○○さんのご両親のお話を伺いまして、何かと至らない点ばかりではございますが、少しでも○○○さんに相応しい人物になれるよう、努めていきたいと思っております。

後日、両親と一緒に挨拶に伺います。その折は、また宜しくお願いいたします。
まずはお便りにてお礼申し上げます。ありがとうございました。

時期柄、皆様ご自愛下さいませ。

【文例4】
先日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

ご自宅にお招きいただけるだけではなく、食事までご相伴に預かりまして、お礼のしようがない程です。
(料理名)は大変美味しくいただきました。お言葉に甘えて、つい長居してしまいまして、本当にお世話になりました。

○○○さんとの結婚に際しまして、お二人の心温まるお話を聞くことができ、これから○○○さんと一緒に協力し合い、ご両親のような素敵な家庭を築いていくことを改めて決意いたしました。

今後ともご指導をいただくことが多いと思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。取り急ぎお礼まで。

最後に

最近は滅多に書かなくなり、届くことも無くなった「手紙」。

だからこそ「お礼状を送る、受け取る」ことは、より特別な意味を持ちます。

「お家に帰るまでが遠足です」ではありませんが「お礼状を出すまでが、両親への挨拶です」と考えておくと良いですね。

さて、お互いの両親への挨拶が終わり、お礼状も送った後は「両家の顔合わせ(食事会)」または「結納」の準備に進みます。

既に顔合わせ(食事会)や結納の話は出ているかと思いますが、下記の記事を参考にしながら、それぞれの違いを確認して「自分たちは、どのような形式で行なうのか?」を考えてみましょう。

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