入籍後、戸籍謄本が必要な時とは?発行可能な期間はいつから?

戸籍謄本

婚姻届を本籍地以外の役所に提出する場合は、戸籍謄本(全部事項証明書)や戸籍抄本(個人事項証明書)が必要になります。

では入籍後、戸籍謄本や戸籍抄本が必要になるのはどのような時なのでしょうか?

新しい戸籍はいつから発行可能になる?

婚姻届を提出・受理後、新しい戸籍(親の戸籍を出て、相手または自分を筆頭主とした戸籍)が発行可能になるのは、届け出た役所にもよりますが、基本的に1週間~2週間ほど期間がかかります。

戸籍謄本の即日発行は、まず無理です。

また以下のような場合は、新しい戸籍謄本が発行できるまでに、2週間以上かかることもあります。

・戸籍窓口が混んでいる。
・新しい本籍地以外の戸籍窓口(住所地の役所、結婚式を挙げた場所の役所)で婚姻届を提出した。
→婚姻届を受理した役所で審査にかかる日数に、本籍地の役所へ婚姻届が郵送される日数が追加される為、より日数がかかる。
・婚姻届に記入漏れがあった。戸籍謄本が添付されていなかった。

「新しい戸籍謄本がいつから発行可能なのか?」に関しては、それぞれの事情によって異なるので、婚姻届を提出・受理時に、

何日くらいで戸籍謄本が取得できますか?

と窓口の職員さんに質問するのが、最も確実です。

【結婚準備のリアル管理人の体験談】
私たちが婚姻届を提出したのは、本籍地(夫の結婚前の本籍地と同じ)の市役所でした。

婚姻届の提出・受理後、窓口の職員さんに「戸籍謄本はいつ発行できますか?」と尋ねた所「通常であれば2週間、急ぎならば1週間かかります」と言われました。

住民票や婚姻届受理証明書だと、役所の開庁時間であれば、婚姻届を提出・受理された当日に発行可能なのですが、戸籍謄本は不可です。

その為、戸籍謄本が必要な場合は、後日、戸籍謄本を取得する必要があります。

入籍後、戸籍謄本が必要な時は?

では、入籍後、戸籍謄本が必要な時とは、具体的に何があるのでしょうか?

パスポートの新規発行申請・記載事項変更の申請

パスポート

入籍後、最も戸籍謄本が必要になるのは、パスポート(旅券)の各申請を行なう場合です。

パスポートは海外に新婚旅行へ行く際に絶対に必要になります。
特に女性は入籍によって名字や本籍地が変更になりやすいので、結婚後パスポート関係の申請を行ないます。

  • パスポートの新規発行申請
  • パスポートの記載事項変更の申請
  • パスポートの切替発給申請

実際に自分がどの申請をすれば良いのか、具体的に見てみたいと思います。

【新規発行申請】
・初めてパスポートを申請する
・パスポートの有効期限が既に切れている
・パスポートを紛失、盗難、焼失して、新たに申請する
・既にパスポートを持っているが、氏名や本籍地の都道府県など記載事項に変更があり、新しくパスポートを申請する

【記載事項変更の申請】
既にパスポートを持っているが
・結婚や養子縁組などで、名前や本籍の都道府県名に変更があった
・国際結婚などで外国の氏名などを別名として追記・削除する

【切替発給申請】
・残存有効期間が1年未満になった
・査証欄に余白がなくなった

夫婦が同時にパスポートの各申請をする場合は、戸籍謄本を1通用意すれば、2人分に使えます。

ちなみに戸籍抄本でも申請可能ですが、戸籍抄本には「戸籍に書かれた一個人の事項」だけが記載されているので、各自で申請の際には夫の戸籍抄本・妻の戸籍抄本とそれぞれの戸籍抄本が必要になります。

その為「夫婦別々にパスポートの各申請をする」という場合は、それぞれ戸籍謄本・戸籍抄本のどちらか1通を用意すれば良いです。

各申請については「結婚で姓名や本籍地が変わったら、パスポートはどうすれば良い?変更・書き換えの手続き方法」で詳しく紹介しているので、参考になれば幸いです。

氏名変更時の運転免許証代わり

運転免許証なし

金融機関の口座、クレジットカード、生命保険・損害保険、携帯電話など、氏名(名義)変更の際には新旧氏名が確認できる本人確認書類が必要になります。

新旧氏名が確認できる本人確認書類として最も多く使われるのが「運転免許証の裏表のコピー」ですが、

・運転免許証を持っていない
・運転免許証の更新手続きをしたので、新姓・新住所しか記載がない。
裏面に氏名変更・住所変更の記載がなく、運転免許証で旧姓や旧住所の確認ができない。

という場合は、戸籍謄本(抄本)の原本を使用することがあります。

もちろん、戸籍謄本(抄本)以外にも、改姓の確認ができる書類ならば、住民票や健康保険証、住民基本台帳カード(Bタイプ:顔写真付き)なども対応してくれる場合もあります。

また戸籍謄本(抄本)の原本を使用する場合は、附票※1や住所変更書類※2が必要になる場合もあります。

※1 附票(ふひょう):住所の移転履歴を記録した書類。1通300円
※2 住所変更書類:運転免許証のコピー、住民票の写しの原本、印鑑登録証明書の原本、保険証のコピー、住民基本台帳カードのコピーなど

企業によって何が書類として使えるのかが異なるので「自分は何の書類ならば用意できるのか」を確認しておきましょう。

ちなみに窓口での氏名変更手続きならば、書類はコピーして原本は返却してくれますが、郵送での手続きになると「提出」になるので、手続きごとに原本を用意する必要があります。

その他、戸籍謄本が必要な時

人生の内、戸籍謄本が絶対に必要な時というのは、非常に限られています。

下記以外の手続きであれば「住民票や運転免許証でOK」という場合が圧倒的に多いので、入籍後、パスポートの申請や氏名変更以外で戸籍謄本を取得する機会は、ほとんどありません。

結婚する時
→本籍地以外の戸籍窓口に婚姻届を提出する場合に必要

本籍を変更する時
→同一区外の戸籍窓口に転籍届を提出する場合に必要

養子縁組する時
→本籍地以外の戸籍窓口に養子縁組届を提出する場合に必要

養子離縁する時
→本籍地以外の戸籍窓口に養子離縁届を提出する場合に必要

離婚する時
→本籍地以外の戸籍窓口に離婚届を提出する場合に必要

公正証書遺言を作成する時
→遺言者と相続人との続柄を表す為に必要

亡くなった人の遺産の相続や名義変更・解約の手続きをする時
→被相続人と相続人との続柄を表す為に必要

結局、戸籍謄本は何通用意すれば良い?

パスポートの新規発行申請・記載事項変更の申請→1通
夫婦で同時に申請する場合は戸籍謄本1通でOKです。別々の日に申請する場合は、お互いに1通ずつ必要になります。別々での申請であれば戸籍抄本でも構いません。

(名字が変わらない)夫が入籍前からパスポートを持っていても、入籍によって本籍の都道府県名が変更になった場合は、上記の申請をする必要があります。

各氏名変更の手続き(郵送)→各手続きに1通ずつ
氏名変更手続きを郵送で行なう場合は提出になる為、返却はされません。
窓口で氏名変更の手続きをする場合は「他にも使いたいので返却してください」と言えば、返してもらえます。

まとめ

入籍後、戸籍謄本が必要になるのは「パスポートの各申請」「氏名変更の手続きを運転免許証以外の書類でする」の2パターンです。

婚姻届の提出・受理後、1~2週間で新しい戸籍での戸籍謄本や戸籍抄本が発行可能になるので「自分は何の手続きの際に、戸籍謄本が必要なのか?」を考えながら、スケジュールを組み立てていくことをおすすめします。

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